剛爺のアルザス便り「フランスの言語」の巻
- 2016/03/15
- 19:43
(このブログ記事の末尾に、新聞の連載記事には書ききれなかったことを「後書き」として付け加えました)前置き秋田魁(さきがけ)新報に連載して来た「剛爺のアルザス便り」の第12篇(= 最終篇)、2016年3月13日掲載分です。秋田県の子供たちのためにフランスの多言語状況を簡略に纏(まと)めました。本文ヨーロッパのほとんどの国には、いくつもの言語があります。フランスも、もちろん、例外ではありません。公用語のフランス語の他に...
剛爺のアルザス便り「トルコの言語」の巻
- 2016/02/18
- 17:03
前置き秋田魁(さきがけ)新報に連載している「剛爺のアルザス便り」の第11篇、2016年2月14日掲載分です。秋田県の子供たちにトルコの多言語状況を簡略に紹介しました。この連載は、一年間の契約ですから、3月13日に掲載予定の次の記事が最終回になります。本文剛爺(ごうじい)が初めてトルコに行ったのは1970年のことです。有名な史跡(しせき)を巡(めぐ)り、途中(とちゅう)で休息のためにまる一日海水浴場で過ごすような旅程の純然た...
剛爺のアルザス便り・寝正月の巻
- 2016/01/16
- 20:06
前置き秋田魁(さきがけ)新報に連載している「剛爺のアルザス便り」の第10篇、2016年1月10日掲載分です。秋田県の子供たちにヨーロッパの大晦日と元日の過ごし方を紹介しました。本文 「国を挙げて寝正月」 フランスの学校は、クリスマスの少し前から元旦(がんたん)の少し後まで二週間「年末年始休暇(きゅうか)」になります。日本の冬休みに当たりますね。その間、工場や役所、銀行、商店などは、1月1日...
剛爺のアルザス便り「クリスマス」の巻
- 2015/12/14
- 19:08
前置き「剛爺のアルザス便り」2015年12月分をお届けします。秋田の小中学生(と大人)の読者に「クリスマスはキリスト教徒だけのお祭りである」ことと「クリスマス・ツリーは樅の樹の生えない所には元々無かった」ことが伝わると良いのですが、さて・・・。本文 「クリスマス 大家族が集まり 団欒」フランスで樅(もみ)の樹(き)が生えるのは、山岳(さんがく)地帯と北部の寒い地方だけです。だから、樅の若...
剛爺のアルザス便り・ステーキの巻
- 2015/11/16
- 20:37
前置き秋田魁(さきがけ)新報に連載している「剛爺のアルザス便り」の第八篇、11月掲載分です。フランスの子供にとってステーキは「恨めしい食べ物」だというお話です。記事のタイトルは、いつも編集人に任せているのですが、太い字で「両面を軽く焼くだけ」となっていました。剛爺が付けた副題「ステーキは手抜き料理」がその上に細い字で載っています。本文フランス人が献立(こんだて)を決める時にまず考えるのは「蛋白質(たんぱ...
剛爺のアルザス便り「紅葉」の巻
- 2015/10/17
- 19:59
前置き秋田魁(さきがけ)新報に連載中の「剛爺のアルザス便り」の10月掲載分です。ヨーロッパ北部の百花繚乱の短い春と「黄葉」はあっても「紅葉」の無い秋を対比させました。アルザスにも「葉が赤みがかった茶色になる木」は何種類かありますが、日本の秋とは比べ物になりません。今日この頃のストラスブールでは、銀杏の黄色の葉が眩(まぶ)しいくらい美しく見えます。本文 来年か再来年ぐらいに日本へ旅行に行きたいと言うフラン...
剛爺のアルザス便り「台風」の巻
- 2015/10/02
- 18:20
前置き「剛爺のアルザス便り」の第六篇です。梅雨の無い国には台風も何百年に一度あるか無しかだということ、日本の子供は多分知らなかっただろうと思います。本文 台風の来ない国 日本の台風、カリブ海から北アメリカにかけてのハリケーン、インド洋のサイクロンなどは、名前は違(ちが)いますが、同じ物です。巨大(きょだい)な暴風雨(ぼうふうう)で、「大陸の東側の熱帯の海で発生する」とい...