海王星の軌道の外を巡るQuaoarには衛星に加えて謎の環もある
- 2023/02/15
- 18:54
2023年2月15日付けの二本目の記事です。三本目も、数分後に掲載します。今日の日付のLe Mondeル・モンド紙が「科学と医療」特集の第三面で「準惑星候補天体」のQuaoarのことを詳しく述べています。説明の付かない環Quaoarは、小さいのに衛星を従えている珍しい天体ですが、Nature誌の2月9日号に載った記事が信憑性のあるものであれば、(土星、木星、天王星、海王星のように)環があるということです。ところが、この環は、Quaoarか...
赤色矮星Trapist-1とその七つの惑星
- 2017/02/24
- 20:02
2017年2月24日(金)付けのLe Mondeル・モンド紙が第6面で「赤色矮星Trapist-1とその七つの惑星」のことを報道しています。日本語ではGigazineというサイトがほぼ同様のことを伝えています。赤色矮星Trapist-1は、地球から39光年の距離にあり、地球から観測すると水瓶座の中にあるのだそうです。七つの惑星は全て岩石で出来ている地球型のもので(*)、そのうち、主星のTrapist-1に近いほうから数えて4~6番目のe惑星、f惑星、g惑星は、...
トヨアシハラノミズホノクニウム
- 2016/06/08
- 19:01
日本人が発見した原子番号113番の新元素の名前は、「japoniumジャポニウム」ではなく、「nihoniumニホニウム」になるという報道がありました。産経新聞などが伝えています。正式発表は、日本時間で2016年6月8日午後10時半に行なうのだそうです。国際純正・応用化学連合での正式決定は「年内にも」ということだそうです。今だから言いますが、F爺のような不謹慎者は、〈「トヨアシハラノミズホノクニウム」なんかどうだろう〉・・・...
「ジャポニウム」命名権の報道
- 2016/01/09
- 04:53
火狐さんからのお知らせを受けてブログ記事〈「ジャポニウム」の可能性〉の末尾に追記を施した時点では、113番元素の命名権を日本の理研が獲得したことに関して、日本語以外の報道が見つかりませんでした。それ以前に〈IUPAC(国際純正・応用化学連合)とIUPAP(国際純粋・応用物理学連合)が2016年1月に開催する合同作業部会で正式決定する〉という報道があったので、《正式決定までには何日か待つことになるのだろう》とばかり思って...
「ジャポニウム」の可能性
- 2015/12/27
- 06:04
(記事の末尾に追記があります)日本の理研が原子番号113の新元素発見の栄誉を得るかもしれないというニュースです。フランス語ではSputniknewsというサイトが、日本語では、産経ニュースが報じています。ロシアと米国の共同研究チームが「2003年に発見した」と主張しているのですが、「不確実だ」と見做されており、報告としては後発でも確実な存在証明のある理研チームの方が有利だという報道です。理研では2006年9月に森田浩介研...
日蝕
- 2015/03/20
- 21:02
2015年3月20日は、グリーンランドからヨーロッパ北部にかけて日蝕を観測しました。F爺の住んでいるストラスブールは、「午前10時30分頃72%ぐらい欠ける」という予測でした。天気は、快晴。小中学校などでは日光を大幅に遮断して目を保護することの出来る特別の黒眼鏡を用意して生徒に日蝕を観察させた所もあるようです。F爺は何をしたかというと・・・新しい黒眼鏡は買いませんでした。皆既日蝕を一度見てしまうと、部分日蝕は「無...