87番・志度寺門前から88番・大窪寺まで
- 2018/07/07
- 18:25
2017年の真夏の遍路道。○月○日。「つまみ食い遍路のR」君とまる一日一緒に歩く日です。「冨士屋旅館」で目覚めぐっすり眠れて、五時半に目が覚めました。R君を起こしてしまわないように、そうっと起き出します。トイレに立ち、ついでに室(へや)付きの洗面所で髭も剃ってしまいます。それから、また、そうっと寝床に戻りました。《眠くはないけど、もう30分ぐらいは目を瞑って横になっていよう。朝食は、たしか6時半だったな》六時...
86番・志度寺門前の「冨士屋旅館」
- 2018/06/30
- 17:36
2017年の真夏の遍路道。○月○日。「つまみ食い遍路のR」君と再会する日です。夕刻、宿で落ち合う約束です。86番・志度寺の境内で行き違ったらしい86番・志度寺に着いた正確な時間は憶えていませんが、三時頃だったはずです。緑深い境内です。木々の丈(たけ)はさほど高くないのですが、「森の中の小道のあちこちにお堂が建っている」感じがします。緑陰のお蔭で、気温は、37℃ですが、外の道路よりは涼しくて楽になります。ここでぐっ...
83番・一宮寺から86番・志度寺まで
- 2018/06/18
- 19:57
前置き2018年6月18日。起きてみたら、日本関連のニュースは「大阪で大地震」で始まっていました。「現地時間で7時58分。震度は6弱。高槻市附近が震源地。交通網、麻痺。ラッシュ時を直撃。死者、すでに三名確認・・・」と続きます。《亡くなった方々とご家族にはお気の毒に・・・》今日の掲載予定の記事には「つまみ食い遍路のR君」が登場し始めるのですが、R君は大阪に住んでいるのです。《万が一の場合、書き換えるとか、掲載日...
佐野の民宿岡田2017
- 2018/06/17
- 17:17
2017年の真夏の遍路道。○月○日。明日は66番・雲辺寺に登ろうという日、徳島県佐野の「民宿岡田」に午後3時20分に着きました。庭の奥へつかつかと進んで行き、客室棟の入り口で「こんにちはー」《あれっ、ご返事が無い。戸は開(あ)いているのに・・・どうしたんだろう》もう一度「こんにちはー。どなたかいますかー」奥から出て来たのは、ご主人でも若女将でもなく・・・・宿の浴衣を着た見知らぬ女の人でした。泊り客です。日焼け...
62番・宝寿寺のすぐ近くの宿
- 2018/06/14
- 19:55
2017年の真夏の遍路道。○月○日。早い到着62番・宝寿寺を参拝した後、至近距離にある遍路宿「ビジネス旅館小松」に早い時間に到着しました。まだ三時半でした。《これだったら64番・前神寺まで行けたはずだけど、まあいいや》予約の電話の時に聞いた通り、旧館の玄関に貼り紙がしてあり、その地図を頼りに進んで左に曲がった所に新館が簡単に見つかりました。この宿については、長い間〈夕食に牛肉の時雨煮(しぐれに)を出す〉という...
61番・香園寺から62番・宝寿寺まで
- 2018/06/10
- 19:30
2017年の真夏の遍路道。○月○日。61番・香園寺午後二時過ぎに61番・香園寺(こうおんじ)にやって来ました。ここと次の62番・宝寿寺には、さまざまな意味で思い入れがあります。2017年に「黛まどか」という名で「俳人」と名乗る女が東京新聞に連載した記事で〈宝寿寺は四国霊場会を脱退した〉という意味のこと(*)をはじめとして多数の虚報を発信または拡散していました。(*) まだ事情をご存じない方は、「遍路論・62番・宝寿寺」のカ...
遍路宿に着いたら「小島さんは、F爺さんですか」
- 2018/06/09
- 18:59
2017年の真夏の遍路道。○月○日。宿探し51番・石手寺を打ってからこの日の宿「民宿みよし」に赴(おもむ)きます。この日のために道後温泉のすぐ近くの行き付けの宿を予約しようとしたのですが、前日、電話してみると、満室だとのことでした。遍路地図を広げて次善策を探します。何度も泊まった「民宿みよし」の名前が目に入りました。《いい宿だった。女将さんが〈もう足腰が言うことを聞かない。後継者がいないから、いつ廃業するこ...