「緑黄色野菜」の「黄」って何 ?
- 2022/01/17
- 20:42
今日の二本目の記事です。期日不明の記憶「緑色の野菜」は、たくさんあります。それと「緑黄色野菜」は、重なってはいますが、別のことですよね。小学校の四年生ぐらいの時だったはずですが、〈食べる部分が芯まで緑色の法蓮草や小松菜は緑黄色野菜〉〈芯が白い胡瓜(きゅうり)や茄子(なす)は、表面の色がどうであっても、非・緑黄色野菜〉と習った記憶があります。〈大根や蕪の葉っぱは、緑黄色野菜。根っこは、非・緑黄色野菜〉と...
「黄色の」と「黄色い」はどう違う?
- 2021/12/27
- 21:11
「黄色の」と「黄色い」の違いについて気の付いたことを纏めます。まだ100%の確信は無いので、皆様のご意見をお待ちしております。暫定結論一般に「本源的な色」である場合に「黄色の」と、「人為的に変えることの出来る色」なら「黄色い」と言うようです。但し、一筋縄では行きません。「人為的に変えることの出来る黄色」の例「黄色い室(へや)」「黄色い車体」「黄色い表紙」「黄色いリボン」「黄色い胴衣」などは、全て、塗り替...
「黄色くなる」と「黄色になる」: アンケートの纏め(中間報告)
- 2021/12/09
- 19:50
今日の二本目の記事です。当ブログの記事〈「黄色くなる」と「黄色になる」〉でお願いしたアンケートの纏めの中間報告をします。四ヶ月近くもお待たせすることになってしまっており、誠に申し訳ございません。コメントでご回答くださった池坂夏樹さん、梵タヌキさん(*1)、堺のくるみ餅さん、ポトスさん、「100kgの平城男」さん、名前欄に「私、日本語しか分かりません」(***)とお書きになった方、海野南さん、「ジーマ タケ」さん(...
日本語の色彩語の歴史
- 2021/11/22
- 20:24
今日の二本目の記事です。前置きこの記事は、〈学校文法の「形容詞」∈小島剛一文法の「形容詞群」〉と題した記事で予告したものです。当ブログの記事〈「黄色くなる」と「黄色になる」〉でアンケートをお願いした後で、色彩を表わす日本語の形容詞について歴史的な説明が必要であることに気付きました。アンケートの纏めをする前に、情報補足のため、この記事を立てます。本文日本語で色彩を表わす名詞のうち、最も古くから存在が...
「藍色」ってどんな色? : アンケートの纏め
- 2021/11/18
- 16:52
長らく・・・なんと二ヶ月あまりも!・・・お待たせしてしまいましたが、当ブログの記事〈「藍色」ってどんな色?〉でお願いしたアンケートの纏めをします。コメントでご回答をお寄せくださったチョルスさん、「ジーマ タケ」さん(*)、「堺のくるみ餅」さん、「栃木の洋平」さん、「100kgの平城男」さん、池坂夏樹さん、「別所タコ太郎」改め別所康宏さん、結城大地さん、「106」さん、「ailiyuki」さん、海野南さん、梵タヌキさん、...
「藍色」ってどんな色?
- 2021/09/13
- 19:23
(二日連続で恐縮ですが、記事の末尾にアンケートのお願いがあります)「虹の七色」「七色の虹」日本語には、「七色の虹」及び「虹の七色」という言い方があります。「赤、橙、黄、緑、青、藍(あい)、紫」の七つです。科学的に言うと「赤と橙の間」にも「黄色と緑の間」にも「藍色と紫の間」にも無限の色合いがあるのですが、伝統的な表現としては、こう決まっているのです。LGBTの「虹の旗」ところが、近年、「LGBT(性的少数者)が堂...
「黄色くなる」と「黄色になる」
- 2021/09/12
- 19:02
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)今日の二本目の記事です。今朝、近所の西洋栃の木(マロニエ)の老樹の葉の色を観察していて、ふと気付いたことがあります。F爺は、「葉っぱが茶色くなる」と「葉っぱが茶色になる」の間に違いを感じるのです。同様に、真っ白だった布が何度も使っては洗ううちに「黄色くなる」と「黄色になる」の間にも違いを感じます。具体的に説明します。「黄色くなった」ものは、漂白剤を使うなどし...