替え歌「〽民が代」が成立するまで
- 2021/03/17
- 19:56
前置きこの記事は、当ブログの記事〈替え歌 〽民が代は 千代に八千代に さざれ石の〉に「106」さんがお寄せくださったコメントへの返信で予告したものです。本文F坊やが5歳の時に住んでいた秋田県南西部の山奥の集落での出来事です。「三時のおやつの少し前」という時間でした。入居して数日しか経っていない仮住まいの家の前でF坊やが一人で遊んでいました。どんな遊びだったのかは、憶えていません。家の前の道路は、「土の道...
「換骨奪胎」って何? (3)
- 2021/03/08
- 18:52
今日の二本目の記事です。〈「MJBぢぢい」さん宛て〉という形式ですが、勿論、読者の皆様宛てでもあります。本文「MJBぢぢい」さん当ブログの記事〈「換骨奪胎」って何? (続)〉にお寄せくださったコメントへの返信に代えてこの記事を立てます。『広辞苑』の「焼き直し」の定義は版によって異なる『広辞苑』による「焼き直し」の定義が初版と第四版では大きく異なることが分かりました。両者を並べて引用します。ただ、太字はF爺が...
望月吉彦先生の狂句 〽咳をしたら一人
- 2021/03/08
- 17:26
風刺の効いた狂句を「発見」したので、今日は記事を二本掲載します。これが一本目です。心臓外科医の望月吉彦先生のサイトは、いつもなら約二週間ごとに記事の更新があります。今回は、どうしたわけか、2月1日以降ずうーーっと更新がありませんでした。ちょうど一年ぐらい前までは、こんな場合、相手が親類縁者でも友人知己でもネット空間だけの関係の人でも、「便りの無いのは良い便り」と思っていられました。新型コロナウィール...
替え歌 〽民が代は 千代に八千代に さざれ石の
- 2021/03/05
- 20:55
(「長い前置き」の末尾に追記があります)前置きの前置き当ブログの記事〈「本歌取り」論〉に届いた星三郎さんの二通目のコメントを受けて、数日後に予定していたこの記事の掲載を本日に繰り上げました。長い前置き当ブログを開設して間も無い頃、2013年12月13日付けで掲載した〈民が代は 千代に八千代に〉と題した記事で、国家「君が代」の自作の替え歌を発表しました。その記事は、〈日本語・語彙・形骸語〉と名付けた書庫に入っ...
「換骨奪胎」って何? (続)
- 2021/03/04
- 18:48
当ブログの記事〈「換骨奪胎」って何?〉に「MJBぢぢい」さんからコメントが届きました。長くなるため、返信に代えてこの記事を立てることにしました。新旧の『広辞苑』の記載「MJBぢぢい」さんは、『広辞苑』の第四版をお持ちです。F爺の手許にある初版とは、「換骨奪胎」の語義の説明に違いがあります。時系列に沿って、先にF爺の手許にある『広辞苑』の初版 11刷(1963)の記載を引用します。「〔冷斎夜話〕(骨を取り替え胎を取用...
オン・マ・・・・・ウン
- 2021/03/03
- 19:49
今日の二本目の記事は、お笑いネタです。引用→孫引き「MJBぢぢい」さんのブログに「真言のパロディ」が載っていました。「巻物を頂きました」という記事の三枚目の写真です。巻物には「四国八十八箇所霊場勤行次第」と書いてあります。開経偈に始まって般若心経と続く真面目な巻物の最後に、なんと、こんな文字列が書いてありました。*****幸福観音 御真言「おんまえしあわせかゃうん」*****真言は、「オン」(オーム)で始まるもの...
「換骨奪胎」って何 ?
- 2021/03/01
- 16:39
「換骨奪胎」という四文字熟語があります。この言葉をF爺は、何十年もの間・・・狂歌や狂句が話題になっている場面を除けば・・・非難する文脈で用いた例しか見たことがありませんでした。ところが・・・「MJBぢぢい」さんとのコメント交信ところが、しばらく前、「MJBぢぢい」さんのブログに、ご自作の替え歌を話題にした記事〈遍路は歩くよ〉が載りました。何通かコメント交信をしているうちに、想定外の展開になったのです。何...