〈「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会〉が 名称を2021年4月1日に「四国遍路世界遺産登録推進協議会」と変更すると発表
- 2021/01/22
- 19:38
前置き星三郎さんの教えてくださった四国遍路関連の新情報は、またまた思いも掛けないものでした。日が経つと「新」情報ではなくなってしまいますから、大急ぎで今日も二本、記事を掲載することにしました。これが一本目の記事です。本文当ブログの2021年1月8日付けの記事〈詐称遍路の嘘と誤用(12) 『奇跡の四国遍路』の出版の主目的は、 「サンティアゴ・デ・コンポステラ徒歩参詣路」の宣伝だった〉に1月21日に星三郎さんからコ...
四国遍路を取り巻く特異な環境(続)
- 2020/10/14
- 19:04
当ブログの記事〈四国遍路を取り巻く特異な環境〉に「MJBぢぢい」さんから貴重なコメントが届きました。全文を引用します。但し色分けと太字は、F爺が勝手に施しました。*****記事の論点とは少し離れますが、私は至極単純な理由で「世界遺産登録推進」に反対しています。「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会という団体は「世界遺産になりたい」と声高に叫ぶだけで、遍路道の維持や清掃活動など、「四国八十ハ箇...
四国遍路を取り巻く特異な環境
- 2020/09/30
- 20:19
1958年ごろ以降、四国遍路を取り巻く面妖な団体がいくつも出現しています。そうした団体は、四国遍路の発生とも歴史とも無関係なのに、勝手に設立して群がっているのです。「四国八十八箇所霊場會」高松地裁丸亀支部の判決文によると、「四国八十八箇所霊場會」(略称「霊場会」)は、平成29年3月22日の判決言渡しの時点で「昭和33年頃,四国霊場の関係者によって組織された権利能力なき社団」でした。言い換えると、「昭和33年頃」...
四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(3)
- 2020/09/13
- 19:09
前置きこのシリーズの第二篇では、四国遍路が【一箇所だけの聖地詣でではない】ことに焦点を当てました。この第三篇では、四国遍路が【単一の宗教宗派に依拠しているのではない】ことに注目します。本文インドの諸宗教の聖地詣でインドには、ブラハマー (*)教、ヴィシュヌ教、シヴァ教、ジャイナ教など、多種多様な宗教があります(**)。(*)「ブラフマー」という転写が主流のようです。F爺には、「フ」と転写する理由が見つかりませ...
四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(2)
- 2020/09/03
- 19:57
前篇の粗筋(あらすじ)前篇では、「お伊勢参り」「成田詣(もう)で」「大山詣(まい)り」「回教徒のメッカ詣で」「カトリック教徒のローマ詣で」「カトリック教徒のLourdesルルド詣で」「カトリック教徒のサンティアゴ・デ・コンポステラ詣で」などが【単一の聖地に到達するのが目的】であることを述べました。どの場合も、聖地に到達すれば「行は終わり」です。帰路をどうするかは、各自の自由です。なお、イスラーム(= 回教)の場合...
四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(1)
- 2020/09/01
- 20:53
前置き 1/2当ブログの記事〈NPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」と東京新聞文化部長・増田恵美子(3)〉に星三郎さんのお寄せくださった2020年8月13日付けのコメントのお蔭で、【詐称遍路「黛まどか」の著書『奇跡の四国遍路』の出版には、〈中日新聞・東京新聞グループ〉と〈読売新聞グループ〉だけでなく、〈「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会〉という大規模な団体が関与していた】ことが判りました。...