「気儘打ち」という新造語
- 2020/09/20
- 17:53
前置き今日は、二本、記事を掲載します。これが一本目です。未読の方は、先に前篇の〈歩きお遍路さんの「乱れ打ち」って何?〉をお読みください。末尾の「追記」の内容がこの記事と繋がります。本文「MJBぢぢい」さんから、こんな要請がありました。「MJBぢぢい」さんの遭遇した区切り打ち(*)お遍路さんの中には、〈ある日ふと「思い付いた」札所まで自家用車に乗って行き、「出鱈目に」択んだ方向に二、三日歩いていくつかの札所に...
歩きお遍路さんの「乱れ打ち」って何?
- 2020/09/17
- 17:49
(記事の末尾に追記があります)「MJBぢぢい」さんとの交信で、歩き遍路の「乱れ打ち」という言葉が話題になりました。「ぢぢい」さんがご自分のブログでこの言葉を〈札所の順番を重視しないで巡拝すること〉という意味でお使いになっていたので驚き、次のようなコメントを投稿しました。#####>札所の順番もあまり重視しない「乱れ打ち」とするえっ、「ぢぢい」さんの定義では、訪れた札所の順番が入り乱れることを「乱れ打ち」と言...
お遍路さんへの「お接待」(続)
- 2019/10/30
- 18:45
前置き「MJBぢぢい」さんが当ブログの記事〈異国で聴き覚えた日本の歌〉にお寄せくださった2019年10月28日付けのコメントへの返信に代えて、この記事を立てることにしました。「遍路論」のカテゴリーの2013年11月2日付けの記事〈お遍路さんへの「お接待」〉の続篇ということになります。本文四国の遍路道で頂く「お接待」には、いろいろな種類があります。「飲食物」「飲食物以外の物品」「洗濯などのサービス」「車に同乗を勧める...
四国のお接待の動機は「厄介払い」と「罪滅ぼし」か
- 2019/06/11
- 20:18
「MJBぢぢい」さんのブログの2019年6月11日付けの記事〈異説・お接待論〉は、四国の遍路道の「お接待」の風習の一面を書いています。F爺が書こうか書くまいかと逡巡していた一面です。リンクを貼るに留めます。F爺の投稿したコメントも、そちらでお読みください。予告今日は、もう一本、記事を掲載します。しばらくお待ちください。...
会ったことも無い人の「遍路代行」という珍職業
- 2019/03/06
- 20:52
四国八十八箇所巡りを何度もしている友人とのメール交信で「遍路代行業」というものが話題になりました。これまでF爺は知らないでいたのですが、相応の料金を請求して「四国遍路の代参を引き受ける」という職業が成立しているらしいのです。どの程度繁盛しているのかは存じませんが、「四国遍路の代行」でウェブ検索すると、いくつものサイトがヒットします。誰かが思い付いたのを見て、〈儲かりそうな商売だから我も我も〉と競合...
遍路の涙
- 2016/10/16
- 18:40
2016年8月某日。F爺は、道中で知り合った白装束遍路のNMさんと連れ立って、普段よりもずっと遅い足取りで、遍路道を歩いていました。数日前にどうしたわけか何十年ぶりかで足の裏に肉刺(まめ)が出来てしまったため、いつもの速度では歩けなかったのです。それも、左右両方の足でした。20番札所の鶴林寺へ登る山道でのことです。2012年には車の通る舗装道路しか見つからず、苦労してそこを歩いて辛い思いをしましたが、この時には、...
遍路の男女比
- 2016/09/29
- 20:15
前置きF爺は、今年も、日本で過ごす休暇の一部を利用して四国の遍路道を歩きました。「遍路日記2016」という新しいカテゴリーを作る予定ですが、そこに入る記事の掲載は一ヶ月ぐらい先のことになる予定です。その前に、四国遍路に関することで別のカテゴリーに入る記事を数篇書くことにしました。この記事は、その第一号です。カテゴリーは「遍路論」です。本文東京在住の若い友人夫妻にこう訊かれました。「お遍路さんの男女比っ...