女王のいない種類の蜂
- 2023/10/05
- 17:28
2023年10月4日付けのLe Mondeル・モンド紙の「科学と医療特集」の第8面にNathaniel HERZBERG氏の署名記事が載っています。この記事の題は、「Bonne mère, l’abeille charpentière」。電子版は、10月2日付けで、定期購読者でない人には冒頭部分しか読めません。それも2分間だけ。でも、画像を見ることは出来ます。蜂にもいろいろあって、# 女王蜂もいなければ# 社会性が無く (= 集団で巣を作らず)# 蜂蜜を蓄えず# 黄色と黒の縞模様...
象虫(ぞうむし)は蜜蜂に次ぐ花粉運び屋
- 2023/06/10
- 04:15
6万種「蟻(あり)」や「蜂」や「蝶」にも多数の種(しゅ)がありますが、「象虫」は、何と6万種を超える昆虫の総称だそうです。2023年6月7日付けのLe Mondeル・モンド紙の「科学と医療」特集ページの第八面で得たばかりの知識です。記事の題名は「Le charançon, discret pollinisateur」。この記事の電子版は、6月4日付けです。題名も少し違います。定期購読者でない人は、二分間しか読めません。花粉運び屋象虫に関してF爺の得た次の...
二倍体ではなく「キメラだった」ことの分かった雄の蟻
- 2023/05/11
- 00:08
2023年5月10日付けのLe Mondeル・モンド紙の「科学と医療」特集の第八面に、必ずキメラとして生まれる種類の雄の蟻のことを報告する記事が載っています。「De vraies chimères chez les fourmis」という題です。F爺式の非逐語訳は、こうなります。【蟻の中には、神話ではない本物のキメラがいた】この記事の電子版は、5月7日付けです。定期購読者でない人は、2分間しか読めません。「キメラ」の現代の意味現代の科学者は、「キメラ...
透明人間ならぬ「透明蛙」が実在する
- 2023/01/13
- 00:05
2023年1月11日付けのLe Mondeル・モンド紙の「医療と科学」特集の第八面に「透明蛙」のことが載っています。署名は、いつものようにNathaniel Herzberg氏です。要約します。*****メキシコからベネズエラに掛けての熱帯地域には、158種類の夜行性の「透明蛙」が棲んでいる。背面は、植物の葉と見紛う緑色。腹面は透明。そのため「ガラス蛙」とも言う。ガラス蛙は、日中は、草食動物の食いたがらない植物の葉の上で仰向けになって眠...
「雄の蜂も毒針で刺す」という大発見
- 2022/12/21
- 21:00
前置き今日は、昨夜から出掛けているため休載する予定だったのですが、短い記事を一本、挿入します。本文2022年12月21日付けのle Mondeル・モンド紙の「科学と医療」特集の第六面に、こんな記事が出ています。「Des guêpes mâles piquent avec leur organe génital」(非逐語訳 : 雄の蜂の生殖器も敵を刺すことが出来る)「News-24」のサイトが、ほぼ同じ内容の記事を掲載しています。要約両記事の内容を要約します。【「蜂の仲間で...
一筋縞蚊の媒介するデング熱が南仏に広がる
- 2022/09/29
- 00:02
9月29日付けの一本目の記事です。9月28日付けのLe Mondeル・モンド紙が、「科学と医療特集」の第一面と第4~5面を大きく使って、【デング熱とchikungunyaとzikaを媒介するAedes albopictusという学名の蚊が南仏で蔓延していて、年毎に分布域を広げている】ことを報じています。この蚊の日本語名は、「一筋縞蚊」です。一筋縞蚊は、長い間、黄熱病とデング熱を媒介する【Aedes aegypti (熱帯縞蚊)ほどの脅威ではない】と思われていた...
雄食動物 : 命懸けの交尾をするのは蟷螂(かまきり)の雄だけじゃなかった
- 2022/05/04
- 18:43
今日の三本目の記事です。2022年4月27日付けのLe Mondeル・モンド紙の「科学と医療特集」の第8面に、蜘蛛の雄が【いかにして雌に食われずに交尾するか】を記載した記事が載っています。「Araignées mâles : sauter ou mourir ?」という題です。この記事の電子版は、25日付けで、定期購読者でない人も3分間だけは閲覧できます。世界で5万種を超える蜘蛛の中には、「交尾の際に雌の餌食にされないで済むための方策」を具えているもの...