昨日の朝の夢と秋田諸語の音素・音調体系
- 2022/11/13
- 19:53
昨日の朝の夢に現れた国語科教師11月12日の朝、目覚める直前の夢に、高校時代の某国語科教師が現われました。F生徒の入学した秋田県の某高校は、元は男子校で、1951年に共学校になったと聞いています。F生徒が在籍していた頃の生徒の男女比は、男9に対して女1。多数の男子クラスと少数の共学クラスが混在していました。学年が進むたびにクラスの編成替えをする習わしでした。F生徒が三年生になったばかりの時、国語科の某教師とば...
秋田諸語の口遊み:「『ガら、ガら』てば人笑う。こえからやめるガら」
- 2020/01/21
- 19:59
今日の二本目の記事です。〈秋田市土崎港語の口遊み〉の第二弾です。まず、当該の口遊みを引用します。「『ガら、ガら』てば人笑う。こえからやめるガら」(*)(*) カタカナの「ガ」は、非鼻濁音で始まる拍[ɡa]を表わします。前篇で紹介した「『ねさ、ねさ』てば人笑う。こえからやめらねさ」と違って、F坊やには、初めて聞いた時には、何のことか全然解かりませんでした。質問して、詳しく教えてもらって、ようやく輪郭が分りました...
秋田諸語の口遊み:「『ねさ、ねさ』てば人笑う。こえからやめらねさ」
- 2020/01/13
- 21:17
秋田市は、お祭りモザイク都市現在の秋田市は、お祭りモザイク都市です。「秋田の祭り」として有名な「竿燈祭り」は、旧城下町地区だけの伝統行事です。雄物川の本来の河口(*)にある土崎港地区(= 旧南秋田郡土崎港町)には、曳山のお祭りがあります。(*) 放水路が出来てから、本来の河口附近は「細い分流」のようになってしまいました。帝国書院の地図帳は、その部分を「旧雄物川」と表記しています。F坊やが土崎港に住んでいた頃は...
秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異: 続編(2)
- 2020/01/01
- 00:20
(〈「奔放な」音韻変化説〉の項に追記があります)(〈「奔放な」音韻変化説〉の項に二つ目の追記があります)この記事は、当ブログの記事〈秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異〉と〈秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異: 続編(1)〉の続きです。本文「奔放な」音韻変化説SMN氏は、ある口遊(くちずさ)み(*a)を例に引いて、そこに現われる五城目語の文末接辞の「ガら」の成立について、「奔放な」(*b)音韻変化説を展開...
秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異: 続編(1)
- 2019/12/31
- 18:58
大晦日(おおみそか)になりました。2019年の締め括りの記事を書くことにします。長くなるので二篇に分けます。長い前置きこの記事(と次の記事)は、表題通り、当ブログの記事〈秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異〉の続篇です。未読の方は、そちらの記事にも目をお通しください。前の記事は、当初、SMN氏からの報告を大幅に取り入れて書きました。ところが、氏とのその後の交信で、氏とF爺の間には【言語の観察と記述、分析...
秋田諸語: 本荘語と土崎港語と五城目語の差異
- 2019/12/15
- 20:02
追記 2019年12月29日この記事の記載の大部分が信憑性の無い報告に基づいていたことが判明しました。そのため、〈「五城目」の読み方〉の項を修正し、それ以外の項を全て削除しました。表題が記事の内容と合わなくなってしまいましたが、事情を汲んでご海容ください。詳しいことは、この記事の続篇で明らかにします。一両日お待ちください。追記 2019年12月31日この記事の続篇〈秋田諸語 : 本荘語と土崎港語と五城目語の差異:続篇...
秋田県の地名の音調
- 2019/11/08
- 20:07
秋田諸語は、語彙や動詞複合体の様相に大きな違いがありますが、地名の音調は共通のようです(*)。(*) 断定せずに「共通のようです」と書いたのは、かなりの数の地名に関して共通であることを確認したばかりで、まだ体系的に何百何千もの地名は調べていないからです。暫定的な報告なのです。調べが付いたら、後日、新しい記事を立てます。なお、地名以外の名詞の音調も共通のようです。秋田県の地名の標準語での音調秋田県の伝統の...