はす芋
- 2016/10/31
- 20:35
「106」さんが福島市で見つけてくださった日本料理店「しのぶの里」の料理長が示した「献立草案」の中に、「はす芋」というものが入っていました。それまでF爺が一度も見たことの無い文字列です。その草案がF爺の手許にメールで届いたのは、休暇に出発する前でした。《「はす芋」って、何だろう。「芋」と言うからには、蓮根とは違うみたいだけど・・・》ウェブ検索してみました。実名らしい署名のある(= 信頼できそうな)記事はな...
「ポン酢」って何?
- 2016/10/30
- 20:31
「106」さんブログ記事〈福島の「しのぶの里」(1)〉へのコメント、ありがとうございます。返信に代えて、この記事を立てることにしました。まず、コメントの全文を引用します。*****F爺様前回のコメントに、私の思い違いがありましたので、修正の上、再投稿いたします。本文には、「ポン酢が甘いものだ」と、記載がございます。私の認識では、ポン酢とは、「酢に柑橘類の果汁を加えたもの」です。では、酢に、檸檬果汁を加えたポン...
福島の「しのぶの里」(1)
- 2016/10/29
- 07:11
2016年7月某日。福島市での夕食の場所は、福島駅前の「ホテル辰巳屋」の建物の8階にある「しのぶの里」という全面禁煙の日本料理店でした。ビールも、F爺の好みの銘柄が置いてあります。「106」さんが、八方手を尽くして、F爺の好みに合う店を探し出してくださったのです。事前交渉「106」さんは、事前に一度ならず「しのぶの里」の料理長と会見して、直々(じきじき)に「甘くない」かつ「謎の食品を含まない」料理を出してくれと交...
オスマンル帝国・オスマンル語
- 2016/10/28
- 05:55
トルコ共和国の前身の帝国の名前を近年のF爺は「オスマンル帝国」と表記します(*)。そして、その帝国の末期に役人や文芸家が用いていた言語は、1970年代からずっと、日本語訳する時には「オスマンル語」と呼んでいます(**)。(*)『トルコのもう一つの顔』(中公新書、1991年)では、自分が日本に住んでいた時代に普通だった呼び方を採用して「オスマン・トルコ帝国」と表記しました。歴史的にそうだったのですから、版を重ねても、こ...
若かりし日々の記録(11)
- 2016/10/27
- 18:31
(『ふらんす』1969年3月号に載った「フランス便り」その2) 講義開始12月は、緯度の高さをしみじみと感じる月である。朝8時、空はまだ暗い。窓から外を眺めると、どの家にも灯りが点(つ)いている。曇った日は、9時になってもまだ暗い。正午の太陽は、まるで秋の夕方のよう。晴れた日には、長い長い影が差す。3時、夕焼けが始まり・・・4時、黄昏(たそがれ)・・・5時、夜が来る。雪の日は、闇の迫るのが早い。午後の講義は...
福島市鳥谷野の武鮨(たけずし)
- 2016/10/26
- 19:48
2016年7月某日。このブログの読者の「106」さんと福島市でお会いしました。F爺と一緒に食事できる場所を探して「106」さんがいろいろ骨折ってくださったのですが、どの飲食店でも、事情を説明してすぐには100%理解してもらえず、なかなか大変なことだったようです。「全面禁煙」と「甘みを排除した料理」と、譲れない条件が二つもあるのですから、説明するのも一筋縄では行かなかったようです。午前中にJR福島駅に到着しましたから...
老友との会食(5)
- 2016/10/25
- 20:24
2016年10月24日は、この秋になって初めて、老友のM爺、B爺、S爺と夕食を共にしました。場所は、ストラスブール近郊の某アルザス料理店。この機会に新著の『トルコのもう一つの顔・補遺編』を進呈することは、B爺とS爺に告げてあります。(M爺は、F爺・合唱団の団員なので練習日ごとに会う機会があり、もう受け取っています)二人とも、昔々日本語を習ったことがあるので、今でも平仮名とカタカナぐらいは読めます。M爺は、漢字もすら...
「四国の雨は遍路の涙」予定外の初練習
- 2016/10/24
- 21:04
F爺・合唱団の先週の練習日には、予定外のことが起こりました。きっかけは・・・初孫のできた団員がいたのです。「おばあちゃん、こんにちは!」とみんなに挨拶してもらって有頂天。スマホを取り出してみんなに孫の画像を何枚も何枚も見せて廻っています。「見て、見て。可愛いでしょ!!」《この様子じゃ、あと5分ぐらいは、まともな練習は出来ないなあ。今日だけは大目に見てあげよう》新米の「おばあちゃん」が大騒ぎしている間に...
英国でゲイに「死後の恩赦」
- 2016/10/24
- 20:40
(二箇所に追記があります)2016年10月23日付けのLe Mondeル・モンド紙の第五面に「英国のゲイに死後の恩赦」と題した記事が載っています。駐ロンドン通信員のEric Albertエリック・アルベール氏の署名です。英語ではIndependent紙のサイトなどが、20日付けで、ほぼ同じ内容のことを報じていました。《「死後の恩赦」って何のことだろう?》記事をよく読んでみました。要約すると、こういう内容です。*****英国では1967年に同性愛を禁...
シナ諸語の変遷
- 2016/10/23
- 19:18
前置き火狐さんブログ記事「漢字文化圏の人名(1)」にお寄せくださったコメント、ありがとうございます。長くなるので、ご質問への返信に代えてこの記事を立てます。最初に、コメントの全文を引用します。*****小島さんへ質問があります。日本語は千年以上文法が基本的に変わっていない稀有な言語だと伺いました。中国語はどうなのでしょうか、昔の孔子、孟子、李白、杜甫などは文法が違うのでしょうか? あるいは司馬遷の史記など...