イスタンブールの流血の大晦日
- 2017/01/04
- 21:03
イスタンブールのナイト・クラブ「Reina」で起こった大晦日の夜の無差別テロ事件のことは、日本でも報道していますね。死者39名、負傷者65名という数字は、各メディアの報道が一致しています。
2017年1月4日付けのLe Mondeル・モンド紙が、第三面を大きく割いています。Louis Imbertルイ・アンベール氏の署名です。
日本語の報道では見つからない情報を拾います。
中近東出身の犠牲者
犠牲者の中に、中近東の出身の人が多数いました。
サウディ・アラビア国籍者7名、
レバノン国籍者3名、
イラク国籍者3名、
チュニジア国籍の男1名とチュニジア・フランス二重国籍の女1名、
モロッコ国籍者2名、
ヨルダン国籍者2名、
クウェート国籍者1名、
イスラエル国籍の女1名、
シリア国籍の男1名
がいたということです。
ISの稀な犯行声明
この事件でIS (= Daech)が犯行声明を出したことは、日本語でも報道していますね。F爺の目を惹いたのは、次の詳細の再報道です。
「ISがトルコ国内のテロ事件で犯行声明を出したのは、今回を含めて3回だけ。最初は、2016年3月のシリア人記者の暗殺。二回目は、2016年11月のDiyarbakırディヤルバクルでの警察署襲撃。これは、ISの対トルコ政策の転換を示すものだ」
その通りです。トルコ政府は国内でテロ事件が起こるたびに必ず「ISかクルド人の仕業だ」と主張しますが、IS(やクルド人の諸組織)が犯行声明を出すことは稀なのです。
陰謀説
もう一つ、思わず嗤(わら)ってしまうのが、独裁者エルドアン大統領と体制側メディアが繰り返す「陰謀」説です。
〈米国とその諜報機関CIAがISとクルド人暴力組織のテロリストを支援している〉
と言うのです。
これを鵜呑みにした民衆が
〈フランスもイギリスもテロリストを支援している〉
と信じ込んでいるのだそうです。
辻褄の合わないことを信じ込む能力というのは、F爺などの手に余ります。
2017年1月4日付けのLe Mondeル・モンド紙が、第三面を大きく割いています。Louis Imbertルイ・アンベール氏の署名です。
日本語の報道では見つからない情報を拾います。
中近東出身の犠牲者
犠牲者の中に、中近東の出身の人が多数いました。
サウディ・アラビア国籍者7名、
レバノン国籍者3名、
イラク国籍者3名、
チュニジア国籍の男1名とチュニジア・フランス二重国籍の女1名、
モロッコ国籍者2名、
ヨルダン国籍者2名、
クウェート国籍者1名、
イスラエル国籍の女1名、
シリア国籍の男1名
がいたということです。
ISの稀な犯行声明
この事件でIS (= Daech)が犯行声明を出したことは、日本語でも報道していますね。F爺の目を惹いたのは、次の詳細の再報道です。
「ISがトルコ国内のテロ事件で犯行声明を出したのは、今回を含めて3回だけ。最初は、2016年3月のシリア人記者の暗殺。二回目は、2016年11月のDiyarbakırディヤルバクルでの警察署襲撃。これは、ISの対トルコ政策の転換を示すものだ」
その通りです。トルコ政府は国内でテロ事件が起こるたびに必ず「ISかクルド人の仕業だ」と主張しますが、IS(やクルド人の諸組織)が犯行声明を出すことは稀なのです。
陰謀説
もう一つ、思わず嗤(わら)ってしまうのが、独裁者エルドアン大統領と体制側メディアが繰り返す「陰謀」説です。
〈米国とその諜報機関CIAがISとクルド人暴力組織のテロリストを支援している〉
と言うのです。
これを鵜呑みにした民衆が
〈フランスもイギリスもテロリストを支援している〉
と信じ込んでいるのだそうです。
辻褄の合わないことを信じ込む能力というのは、F爺などの手に余ります。