「ウッソー」は無礼で無教養
- 2017/01/24
- 19:55
「中年の日々の記録」というカテゴリーのブログ記事〈「ウッソー」と「嘘だァ!」〉の末尾でお願いしたアンケートの纏めをします。
コメントでご回答くださった火狐さん、S.Solaさん、チョルスさん、「106」さん、キタナオさん、そしてメールでご意見をお知らせくださった皆様、ありがとうございます。
アンケートの結果
アンケートの第一問と第二問は、こうでした。
*****
第一問 驚きを示す新しい感歎詞「ウッソー」を皆様は「礼儀正しく教養ある言い方だ」と感じますか。
第二問 「ウッソー」と同じ意味で、相手を嘘つき呼ばわりするつもり無しに「嘘だァ!」と言う人を多数ご存じですか。
*****
第一問「ウッソー」への反応
ご回答くださった皆様のご意見が完全に一致しています
「無礼」
「無礼で無教養」
「礼儀知らずで教養の無い人」
・・・
言うまでも無いこととは思いますが、F爺も同じ意見です。元々「嘘」という意味なのですから、当然です。
ここまでの結論
「ウッソー」は、礼節を弁えた教養のある人は用いない。
ただ、火狐さんから「例外がある」というご指摘がありました。
「相手が素晴らしい事をした(なした)時です。「ウッソー」と感嘆するくらい素晴らしい事をしたとき」
とおっしゃっています。
相手の、言葉ではなく、行動に対する評価です。
そう言えば、F爺も、テレビで体操やフィギュア・スケートの妙技を鑑賞している人が人間技とは思えない美技を見て感歎して「ウッソー」と言っている場面を思い出しました。「信じられないほど美しい」「常人に出来ることではない」という意味合いでしょうね。
その「ウッソー」が当の体操選手やスケート選手に聞こえるはずも無いのですから、
「対話者や周りの人に『嘘つき呼ばわりだ』と解釈される可能性」
は、あり得ませんね。
これは、F爺にも、理解できます。
とは言っても・・・もっと品の好い言い方がいくらでもあるのに、と思ってしまいます。
「神技だ」
「天女の舞だ」
「この世の物とは思えない」
「奇跡的!」
など、たくさんあるのです。
第二問「嘘だァ!」への反応
〈相手を嘘つき呼ばわりするつもり無しに「嘘だァ!」と言う人を多数知っているか〉
という質問に対しては、
「知らない」
「聞いたことが無い」
「私の周囲にはいない」
というご回答が大部分でした。
例外が二つあります。
チョルスさんのご回答:
*****
「嘘だァ!」は相手を嘘つき呼ばわりする含みは確かにありますが、状況によって意味が異なります。
真剣な表情で「嘘だァ!」と言えば、「お前は嘘つきだ!ペテン師め!」というような威圧的な言い方になります。
笑みを浮かべて「嘘だァ!」と言えば、「えー、それって本当なの?にわかには信じがたいなぁ」と、軽い気持ちで事実かどうかを確認する言い方になります。後者の方で使う人が多い気がします。
どちらの言い方でも、目上の人や初対面の人に使うべきではありませんが。
*****
キタナオさんのご回答:
*****
現在56歳ですが、私が20代の半ば頃、つまりは1980年代の半ば頃に、若者言葉として一時流行っていたことを記憶しています。恥ずかしながら私も使っていましたが、第一問と同様にごく親しい同年代の仲間同士の間に限定していました。すぐに廃れた使い方だと思っていましたので、1990年代に入ってまだ使っていた人がいたこと、ましてや年上で初対面の方に対して使ったことに、驚いています。
*****
どうやら、地域、年代、年齢、社会階層などによっては、そういう言い方を許容する言語環境も存在するようです。
ただ、その場合でも、
〈目上、年長者、初対面の人に対して使う言葉ではない〉
と、お二人ともおっしゃっています。
〈使ったら無礼だ〉
ということだとF爺は解釈します。
F爺としても、これまでに一度しか遭遇していないことなので、不思議に思っていました。あの場面で周りにいて件(くだん)の女に加勢した若い日本人数人は、きっと飛び切り育ちの悪い連中だったのでしょう。
コメントでご回答くださった火狐さん、S.Solaさん、チョルスさん、「106」さん、キタナオさん、そしてメールでご意見をお知らせくださった皆様、ありがとうございます。
アンケートの結果
アンケートの第一問と第二問は、こうでした。
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第一問 驚きを示す新しい感歎詞「ウッソー」を皆様は「礼儀正しく教養ある言い方だ」と感じますか。
第二問 「ウッソー」と同じ意味で、相手を嘘つき呼ばわりするつもり無しに「嘘だァ!」と言う人を多数ご存じですか。
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第一問「ウッソー」への反応
ご回答くださった皆様のご意見が完全に一致しています
「無礼」
「無礼で無教養」
「礼儀知らずで教養の無い人」
・・・
言うまでも無いこととは思いますが、F爺も同じ意見です。元々「嘘」という意味なのですから、当然です。
ここまでの結論
「ウッソー」は、礼節を弁えた教養のある人は用いない。
ただ、火狐さんから「例外がある」というご指摘がありました。
「相手が素晴らしい事をした(なした)時です。「ウッソー」と感嘆するくらい素晴らしい事をしたとき」
とおっしゃっています。
相手の、言葉ではなく、行動に対する評価です。
そう言えば、F爺も、テレビで体操やフィギュア・スケートの妙技を鑑賞している人が人間技とは思えない美技を見て感歎して「ウッソー」と言っている場面を思い出しました。「信じられないほど美しい」「常人に出来ることではない」という意味合いでしょうね。
その「ウッソー」が当の体操選手やスケート選手に聞こえるはずも無いのですから、
「対話者や周りの人に『嘘つき呼ばわりだ』と解釈される可能性」
は、あり得ませんね。
これは、F爺にも、理解できます。
とは言っても・・・もっと品の好い言い方がいくらでもあるのに、と思ってしまいます。
「神技だ」
「天女の舞だ」
「この世の物とは思えない」
「奇跡的!」
など、たくさんあるのです。
第二問「嘘だァ!」への反応
〈相手を嘘つき呼ばわりするつもり無しに「嘘だァ!」と言う人を多数知っているか〉
という質問に対しては、
「知らない」
「聞いたことが無い」
「私の周囲にはいない」
というご回答が大部分でした。
例外が二つあります。
チョルスさんのご回答:
*****
「嘘だァ!」は相手を嘘つき呼ばわりする含みは確かにありますが、状況によって意味が異なります。
真剣な表情で「嘘だァ!」と言えば、「お前は嘘つきだ!ペテン師め!」というような威圧的な言い方になります。
笑みを浮かべて「嘘だァ!」と言えば、「えー、それって本当なの?にわかには信じがたいなぁ」と、軽い気持ちで事実かどうかを確認する言い方になります。後者の方で使う人が多い気がします。
どちらの言い方でも、目上の人や初対面の人に使うべきではありませんが。
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キタナオさんのご回答:
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現在56歳ですが、私が20代の半ば頃、つまりは1980年代の半ば頃に、若者言葉として一時流行っていたことを記憶しています。恥ずかしながら私も使っていましたが、第一問と同様にごく親しい同年代の仲間同士の間に限定していました。すぐに廃れた使い方だと思っていましたので、1990年代に入ってまだ使っていた人がいたこと、ましてや年上で初対面の方に対して使ったことに、驚いています。
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どうやら、地域、年代、年齢、社会階層などによっては、そういう言い方を許容する言語環境も存在するようです。
ただ、その場合でも、
〈目上、年長者、初対面の人に対して使う言葉ではない〉
と、お二人ともおっしゃっています。
〈使ったら無礼だ〉
ということだとF爺は解釈します。
F爺としても、これまでに一度しか遭遇していないことなので、不思議に思っていました。あの場面で周りにいて件(くだん)の女に加勢した若い日本人数人は、きっと飛び切り育ちの悪い連中だったのでしょう。