コメント
ありえない
午後4時を過ぎてその日の宿までまだ12kmもあるなんて、ありえません。もしそんな日があったとしたら、特別・特例・異常事態です(計画的にリズムをずらしている人は別です)。
どんな遍路でも、尋常でないほど焦るはずです。焦らない理由がない。まず、前日にこんな旅程を組み立てるはずがありません。
午後4時という時間は、遍路にとって「ふう、ふう、あと一時間(あるいは長くても2時間、いや、やっぱりふつうは一時間)で宿に着くぞ。頑張ろう……」という気持ちです。午後四時であと12キロも残っていたら、悲嘆に暮れて歩く気がなくなることでしょう。
「午後4時を過ぎてその日の宿までまだ12km」と聞いたら、遍路は皆同じ反応をするはずです。
どんな遍路でも、尋常でないほど焦るはずです。焦らない理由がない。まず、前日にこんな旅程を組み立てるはずがありません。
午後4時という時間は、遍路にとって「ふう、ふう、あと一時間(あるいは長くても2時間、いや、やっぱりふつうは一時間)で宿に着くぞ。頑張ろう……」という気持ちです。午後四時であと12キロも残っていたら、悲嘆に暮れて歩く気がなくなることでしょう。
「午後4時を過ぎてその日の宿までまだ12km」と聞いたら、遍路は皆同じ反応をするはずです。
Re: Re: ありえない
R君
追伸です。
前便に「一度だけ」と書きましたが、実はもう一回あったのを思い出しました。比較にならないことなので、すぐには思い浮かばなかったのです。
「午後四時を過ぎてその日の宿までまだ38kmぐらいもある」という特別な条件に敢えて挑戦してやり遂げたことがありました。ブログ記事〈60番・横峰寺から石鎚神社へ〉http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
に書きました。平均時速6kmぐらいで6時間あまり歩き続けたのです。
あれは、R君の言う「計画的にリズムをずらしている」場合の「特別・特例・異常事態」に相当しますね。
「長いこと逢っていない人が待っていてくれる」
「その日の宿は遍路宿ではないから到着が遅くなっても構わない」
「道は、ずっと平坦」
「遍路道ではなく、国道11号線の歩道をひた歩いてJR伊予三島駅の近くで宿泊」
「夜食を用意しておいてもらえる」
などの条件も整っていました。
歩いていて楽しくなかったので二度とやろうとは思いませんが。
追伸です。
前便に「一度だけ」と書きましたが、実はもう一回あったのを思い出しました。比較にならないことなので、すぐには思い浮かばなかったのです。
「午後四時を過ぎてその日の宿までまだ38kmぐらいもある」という特別な条件に敢えて挑戦してやり遂げたことがありました。ブログ記事〈60番・横峰寺から石鎚神社へ〉http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
に書きました。平均時速6kmぐらいで6時間あまり歩き続けたのです。
あれは、R君の言う「計画的にリズムをずらしている」場合の「特別・特例・異常事態」に相当しますね。
「長いこと逢っていない人が待っていてくれる」
「その日の宿は遍路宿ではないから到着が遅くなっても構わない」
「道は、ずっと平坦」
「遍路道ではなく、国道11号線の歩道をひた歩いてJR伊予三島駅の近くで宿泊」
「夜食を用意しておいてもらえる」
などの条件も整っていました。
歩いていて楽しくなかったので二度とやろうとは思いませんが。
No title
剛一さん
ブログ記事〈19番・立江寺から20番・鶴林寺の麓まで〉
の行程は、やっぱり特例ですよね。確実に到着できるとわかっていて、連絡を怠らないようにしてはじめでうまくいくと思います。また、そう何度もするものでもありませんものね。
〈60番・横峰寺から石鎚神社へ〉
での行程は、翌日会った時に話して下さいましたね。お互いに逆方向から宿に向かって歩き、映画のように宿の前で落ち合うことになった印象に残る場面でした。民宿岡田さんに初めて泊まった夜でした。昨日のことのように覚えています。剛一さんは真っ黒に日焼けして、普段よりもずいぶん痩せていました(そのことは、会った時に言いましたよね)。でも、あらためて、自分でもそれなりにつまみ食い遍路をしてみた今思い返してみると、この前日の行程はほんとうに尋常じゃありませんね。それを考慮したら、わりあい元気そうに見えました。僕ならそんなことをした翌日は心も体もバタンキューで、まる一日お休みにしちゃうかもなあ。
ブログ記事〈19番・立江寺から20番・鶴林寺の麓まで〉
の行程は、やっぱり特例ですよね。確実に到着できるとわかっていて、連絡を怠らないようにしてはじめでうまくいくと思います。また、そう何度もするものでもありませんものね。
〈60番・横峰寺から石鎚神社へ〉
での行程は、翌日会った時に話して下さいましたね。お互いに逆方向から宿に向かって歩き、映画のように宿の前で落ち合うことになった印象に残る場面でした。民宿岡田さんに初めて泊まった夜でした。昨日のことのように覚えています。剛一さんは真っ黒に日焼けして、普段よりもずいぶん痩せていました(そのことは、会った時に言いましたよね)。でも、あらためて、自分でもそれなりにつまみ食い遍路をしてみた今思い返してみると、この前日の行程はほんとうに尋常じゃありませんね。それを考慮したら、わりあい元気そうに見えました。僕ならそんなことをした翌日は心も体もバタンキューで、まる一日お休みにしちゃうかもなあ。
Re: No title
R君
「民宿岡田」に初めて泊まった時の前日の行程は、将(まさ)に「尋常ではない」強行軍でした。あの日に無理をしたせいで2kgぐらい痩せてしまったのかもしれません。
>あらためて、自分でもそれなりにつまみ食い遍路をしてみた今思い返してみると、この前日の行程はほんとうに尋常じゃありませんね。それを考慮したら、わりあい元気そうに見えました。僕ならそんなことをした翌日は心も体もバタンキューで、まる一日お休みにしちゃうかもなあ。
あの翌日、つまり民宿岡田の前で逢った日は、記事にも書きましたがhttp://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-56.html
途中、椿堂の境内のベンチで「うたた寝」のつもりが一時間も熟睡してしまっていました。「バタンキュー」の状態だったのです。何とか持ちこたえましたが。
「民宿岡田」に初めて泊まった時の前日の行程は、将(まさ)に「尋常ではない」強行軍でした。あの日に無理をしたせいで2kgぐらい痩せてしまったのかもしれません。
>あらためて、自分でもそれなりにつまみ食い遍路をしてみた今思い返してみると、この前日の行程はほんとうに尋常じゃありませんね。それを考慮したら、わりあい元気そうに見えました。僕ならそんなことをした翌日は心も体もバタンキューで、まる一日お休みにしちゃうかもなあ。
あの翌日、つまり民宿岡田の前で逢った日は、記事にも書きましたがhttp://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-56.html
途中、椿堂の境内のベンチで「うたた寝」のつもりが一時間も熟睡してしまっていました。「バタンキュー」の状態だったのです。何とか持ちこたえましたが。
Re: ありえない
(2017年12月20日付けの返信コメントの内容を一部書き換えて表示します。番号の付け方などに不備がありましたから。コメントの順番が入れ替わってしまうため分かりにくくなりましたが、ご容赦ください)
R君
F爺は、一度だけ、午後四時を過ぎて「その日の宿までまだ10kmある」という異常事態になったことがあります。ブログ記事〈19番・立江寺から20番・鶴林寺の麓まで〉
http://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-1226.html
に書きました。
その時に取り立てて焦らなかったのは、
[1]既に歩いたことのある道で、
[2]急坂の無い行程であることを知っていたし、
[3]迷う惧(おそ)れも無かったからです。
足の肉刺(まめ)のせいでいつもの速度は出ていませんでしたが、一般のお遍路さんに比べて遅いわけではなく、体力は十分で、特に疲れてもいませんでした。同行のNMさんにも、特に疲れた様子はありませんでした。宿には、当然、午後五時を過ぎてしまった時点で〈到着が遅くなる〉と電話しました。
「黛まどか」は、この日も「いかにも一人で自力のみで歩いていた」ような書き方をしていますね。今のF爺と違って、
[1]初めて歩く道です。
[2]地図を見ていれば、延命寺の先、大谷霊園を通る辺りに上り坂があることは見当が付くはずです。
[3]少しでも他の人の遍路日記を読んでいれば、今治へ向かう途中が「大概の人が道に迷ってしまう難所」であることも知っていたはずです。
そんな様子が全然ありません。のほほんと、本当に何の屈託も無くのほほんと、
〈偶々(たまたま)時計を見たら4時5分だった〉
と読み取れることを書いています。
どうしてそこまで能天気でいられるのか !? それは、
〈初めから、いつものように、必ず支援グループの車を呼んで乗せてもらうことにしていたからだ〉
というのが唯一可能な説明仮説です。