コメント
No title
「オセロワ」ということは、もともとはオセルで育った品種だったのでしょうか。オセルの白ワインを現地で飲んだ時に、安いのにとても美味しくて、驚いたことがあります。
ただ、ワイン用のぶどうが食用でも美味しい、というのは経験がないので想像がつきません。
余談ですが、フランスの地名Auxerreは、日本では「オーセール」(「オセール」と表記される場合も)という耐え難い、間の抜けたカタカナ表記がまかり通っています。剛一さんもしばしば指摘していらっしゃる通り、フランス語のカタカナ転写には無用な棒引きが至る所で幅をきかせています。発音の初歩の初歩で習う規則なのにこんなにもまかり通っているのは専門家(仏文学者?)の怠慢だと思います。気がついたらなるべく間違いを指摘することにしています。
ただ、ワイン用のぶどうが食用でも美味しい、というのは経験がないので想像がつきません。
余談ですが、フランスの地名Auxerreは、日本では「オーセール」(「オセール」と表記される場合も)という耐え難い、間の抜けたカタカナ表記がまかり通っています。剛一さんもしばしば指摘していらっしゃる通り、フランス語のカタカナ転写には無用な棒引きが至る所で幅をきかせています。発音の初歩の初歩で習う規則なのにこんなにもまかり通っているのは専門家(仏文学者?)の怠慢だと思います。気がついたらなるべく間違いを指摘することにしています。
Re: No title
R君
>「オセロワ」ということは、もともとはオセルで育った品種だったのでしょうか。
いや、確かLorraineロレーヌ地方で成立した品種です。
〈Auxerreオセールに移植したものが販路を広げて有名になったのでauxerroisオセロワという名前になっている〉
と聞いたことがありますが、インターネット紀元前のことで、まだ「匿名情報は疑ってかかる」習慣の無かった頃です。信頼できる情報源が見つかったら、改めてお知らせします。
>ただ、ワイン用のぶどうが食用でも美味しい、というのは経験がないので想像がつきません。
F爺にとっても初めての経験でした。味わってみるまで半信半疑でした。
>フランス語のカタカナ転写には無用な棒引きが至る所で幅をきかせています。発音の初歩の初歩で習う規則なのにこんなにもまかり通っているのは専門家(仏文学者?)の怠慢だと思います。
F爺が日本に住んでいた頃の日本人の「偉い仏文学者」の大多数は、まともにフランス語が発音できませんでした。講演を聞きに行って、
《えっ、あれでフランス語のつもり!? 恥ずかしくないの!? 若い先生たち、どうして何も言わないの!?》
と思ったことが何度もあります。
当時、若手のフランス語教官の中には正しく発音できる人もいたのですが、迂闊にお偉いさんを批判すると昇進の妨げになったり失職したりしますから、何も言えなかったのです。その悪い「伝統」が未だに尾を引いているのでしょう。
>「オセロワ」ということは、もともとはオセルで育った品種だったのでしょうか。
いや、確かLorraineロレーヌ地方で成立した品種です。
〈Auxerreオセールに移植したものが販路を広げて有名になったのでauxerroisオセロワという名前になっている〉
と聞いたことがありますが、インターネット紀元前のことで、まだ「匿名情報は疑ってかかる」習慣の無かった頃です。信頼できる情報源が見つかったら、改めてお知らせします。
>ただ、ワイン用のぶどうが食用でも美味しい、というのは経験がないので想像がつきません。
F爺にとっても初めての経験でした。味わってみるまで半信半疑でした。
>フランス語のカタカナ転写には無用な棒引きが至る所で幅をきかせています。発音の初歩の初歩で習う規則なのにこんなにもまかり通っているのは専門家(仏文学者?)の怠慢だと思います。
F爺が日本に住んでいた頃の日本人の「偉い仏文学者」の大多数は、まともにフランス語が発音できませんでした。講演を聞きに行って、
《えっ、あれでフランス語のつもり!? 恥ずかしくないの!? 若い先生たち、どうして何も言わないの!?》
と思ったことが何度もあります。
当時、若手のフランス語教官の中には正しく発音できる人もいたのですが、迂闊にお偉いさんを批判すると昇進の妨げになったり失職したりしますから、何も言えなかったのです。その悪い「伝統」が未だに尾を引いているのでしょう。