ウィキペディアのトルコ語版に「小島剛一」のページが

前置き

トルコから重大な緊急情報(笑)が届いたため、今日とそれ以降に予定していた記事の掲載を順延して、特別にこの記事を割り込ませます。

本文

トルコに住んでいてトルコ語を第一言語とする友人から、人を介して、
【ウィキペディアのトルコ語版にF爺・小島剛一を擬似的に紹介する〈Goichi - Kojima Vikipedi〉 というページが出来ている】
という知らせがありました。

友人は、三月中にメールを送ってくれたらしいのです。ところが、返信が無い。不思議に思ってストラスブール在住のトルコ人と連絡を取り、廻り廻ってようやくF爺本人にも知らせが届きました。

そのページには
「2020年12月31日に最新更新」
とありますが、友人は「恐らくこの日に掲載したのだろう」と推測しています。

　記載は勿論いい加減だった

案の定、記載は間違いだらけでした。主な物だけ拾います。F爺は、
〈幼年時代を秋田市と東京都で過ごした〉
のだそうです。

F爺の記憶では、秋田市に住んでいたのは、小学校入学から高校卒業までです。東京に住んでいた三年半は、大学生でした。証人もたくさんいますし、小学校から大学までの在学記録も残っているはずです。

F爺は、
〈トルコ語学で学士号を取得した〉
のだそうです。

変ですね。F青年は、学士号を取得した頃には、まだトルコ語の「ト」の字ぐらいしか知らなかったのです。それでも学士号が取れたとすると、世界最低水準の三文零文大学を卒業したのでしょうか。

F爺は、後に自分がトルコ語学で取得した学位は博士号だと思っているのですが、間違いだったのでしょうか。念のため(笑)ウェブ検索してみましたが、ストラスブール大学の記録とF爺の記憶の間に食い違いはありませんでした。

〈1973~1978年にフランス人向けの日本語教師だった〉
と書いてあります。

「1972年以前も1979年以降もそうではない」と聞こえますね。そして当時「それ以外の職業には就いていなかった」ことになります。

〈1986年にトルコの黒海沿岸のパザル郡パザル町の結婚披露宴でラズ民謡を歌ったために逮捕された〉
そうです。

F爺は、
「『日本人がラズ民謡を歌う』と聞き付けた官憲に披露宴に出席することを阻止された」
のです。この虚報の出どころは、見当が付きます。既に当ブログで話題にしたトルコ語の誹謗中傷記事です。

〈1986年にトルコから日本へ強制送還された〉
とも書いてあります。

1986年には、「国外自主退去」を要請されたのです。あの時は、徒歩で国境を超えてギリシャに入国しました。強制送還ではありません。その年にF爺が日本に入国した記録は、どこにもあり得ません。勿論、誰の記憶にもあり得ません。トルコ政府の記録にも「強制送還」とは書いてあるはずがありません。

また、F爺は、
〈ヒマラヤの海抜6000m地点までゴム草履で登った〉
のだそうです。

F爺がヒマラヤ・トレッキングの際にいつもゴム草履で上り始めるのは事実ですが、海抜4000mぐらいに達すると、寒いから靴下も靴も履きますよ。「見て来たような嘘」ってこういう記載のことを言うんでしょうね。

【ウィキペディアのような不特定多数匿名サイトの記載は、決して信用してはならない】
ことの実例がまた一つ増えました。

一方、ウィキペディアを見ない原則にしているF爺が、例外として、時々は監視しなくてはならない記事が、これで二つになりました。最近読者になったばかりで一つ目の記事の見当の付かない方は、当ブログの記事〈ウィキペディア〉の末尾の記載をご覧ください。