ゴミ拾いをしている現場を撮影されてしまいました

またも緊急情報(笑)です。掲載予定の記事を順延して、急遽この記事を執筆・掲載することにしました。

密(ひそ)かにやっていたつもりが・・・

今まで当ブログでは秘密にしていましたが、コロナ禍になってから、「ゴミ拾いをしながら歩くお遍路さん」として有名な大先輩の「MJBぢぢい」さんの感化を受けていつもの散策路のゴミ拾いをするようになって〇ヶ月経ちました。ジョギングのついでに、橋の袂の階段の両脇とか運河沿いの無舗装の踏み分け道など、市の清掃員の来ない所に溜まっているゴミ(*)を拾い集めて、然るべき所まで運ぶのです。

(*) 但し、やんごとない事情があって、□□の吸殻は、拾いません。F爺は、手を触れるどころか、近寄ることも出来ないのです。最近このブログの読者になったばかりでまだその事情をご存じない方は、当ブログの記事〈日本でも飲食店が全面禁煙になるって本当!?〉や〈ようやく日本語でも「加熱式たばこ」も有害だ〉という報道〉などを参照してください。

とは言っても、毎日ではありません。何かの事情で人通りの多い日、雨の日、雪の積もっている日、風の強い日などは、やりません。

ゴミは、焼却するしか無い物も多いのですが、金属製の缶とかガラス瓶とか、回収すれば資源として再利用できる物が、結構たくさんあります。走っている人がスマホを翳すことは先ず無いし、週末はやらないことにすれば人目には付かないはずと踏んでいたのですが・・・誤算でした。

・・・噂になっていた

昨日、階段の脇の空き缶を拾っていた時に、通りかかった見知らぬ若い女に声を掛けられたのです。

「こんにちは。善いこと、なさってますね。噂(うわさ)を聞いてはいたんですけど、お会いするの、初めてです」
「えっ、噂?」
「友達にスマホの写真、見せてもらったんです。市の清掃員が通らない所のゴミをジョギングの帰りに拾い集めている年配の極東系の方がいるって」
と言いながら、その人は、自分のスマホを取り出して画面を見せてくれました。

そこに映っていたのは、大きな袋を片手に持ち、手袋代わりの袋で覆ったもう一方の手で飲物の空き缶を拾っている白髪の男。しゃがんで俯(うつむ)いているため顔は半分も見えませんが、服装と体付きを見ると、間違い無くF爺です。

「誰かに撮影されていたなんて、思わなかった」
「遠くから写したみたいですよ。邪魔をしたくなかったからって言っていました。ゴミ拾い、私も、やってみようと思います。週に一回ぐらいしか出来ませんけど、僅かでも社会全体のために何かするのは善いことですよね」
「ええ、是非やってください。初めの頃は気付かなかったんですけど、『ゴミが捨ててあると、その上や傍(そば)に捨てるのに抵抗が無くなる』らしいんです。重層的に溜まっていますから、ゴミって、見掛けよりも大量にあるものなんです。一人だけでは、狭い範囲でも、なかなか綺麗にはなりません。自転車で空き缶だけ拾っている人はいますけどね」

言われて見れば・・・思い当たる節が

想い起してみると、ここ数ヶ月、橋の袂の階段でF爺に
「うふふ、有名ですよ」　
と言った人が何人かいましたが・・・あれは、もしかすると
〈階段をただ上り下りしていることで有名〉
という意味ではなかったのかもしれないと思い当たりました。考えてみたら、ジョギングする人なんて、別に珍しくありませんからね・・・。この町では断トツで最高齢の走者だから目立ったのかと思っていたのですが。