家田荘子は60番札所・横峰寺が「石鎚山の頂上にある」と思い込んでいる!!
- 2023/02/27
- 20:01
「MJBぢぢい」さんのブログの〈「つなぎ遍路」ということば〉と題した記事に、「ぢぢい」さんが図書館から借りて来た本の著者として「家田荘子」という・・・浦島F爺には初耳の・・・名前が載っていました。「いえだ・しょうこ」と読むのだそうです。
一瞬、こう思いました。
《おや、「区切り打ち」の代案として「繋ぎ打ち」という新造語を提唱したつもりでいたけど、F爺よりも先にそれを考え付いて使っている人がいたのかな》
記事を読んでみたら、それは、早とちりでした。
【家田荘子氏は、「つなぎ歩き遍路」という表現を考え付いた。数年後に著(あら)わした本の題名が「つなぎ遍路」となっている】
のでした。「繋ぎ打ち」とは発想が違います。
記事を読み進んでみると、疑問がたくさん湧いて来ました。「ぢぢい」さんの引用によると、氏は、こう書いているのです。
孫引き引用
色分けは、F爺が勝手に施しました。
*****
「歩き遍路を一度はしてみたいけど、リタイアしてからでないと休みが……」と、耳にした。ならば、働いている人が、できる歩き遍路を考えてみようと思った。そこで思いついたのが、2泊3日つなぎ歩き遍路だった。連休を取って、四国一周約1400キロをつなげて歩くーー歩けた最終地点から、交通機関を使って戻り、次は、また交通機関を使って、前回歩いた地点まで戻り、そこから歩きつないで行く。時間と、交通費はかかるが、これなら1400キロをあるききることができる。これで、四国遍路は、働いている人たちにとって、もっともっと身近なものになれるのではないかと思った。こうして私の2泊3日つなぎ歩き遍路は始まった。
*****
疑問の数々
[1] この本の初版は2009年なのだそうです。F爺は、それ以前に四国遍路のことを調べ始めていましたが、【数泊ずつの部分歩き遍路を数回または数十回も繰り返して結願に至る】ことを指す「区切り打ち」という概念は、その頃既に聞き知っていました。家田荘子氏は、まるで自分が発案したやり方であるかのような書き方をしています。
[2]「四国一周約1400キロ」という数字は、詐称遍路「黛まどか」が著書に書いているものと同じですが、それは、交通機関を利用しまくった場合の走行距離です。全行程を歩きに徹した場合は、択ぶコースによって1100km足らずから1200kmぐらいなのです。歩き遍路の踏破距離としては、間違いです。
[3]「作家」という肩書のある人らしいのですが、テニヲハの間違いを犯し、読点の使い方もいい加減です。
ウェブ検索
「家田荘子」という文字列でウェブ検索してみました。当人が運営していると思しいサイトが見つかりました。
「コラボ歩き遍路」という・・・F爺の日本語感覚ではふざけた・・・文字列が気に入りませんでしたが、訪問しました。
高野山の宣伝
そこにも「四国一周約1400キロ」と同じ嘘が書いてあります。自分の足で律儀に・・・一歩も誤魔化さずに・・・歩き繋いだ人の書くこととは思えません。
また、
〈お遍路を始める前に高野山に挨拶しろ〉
〈結願した後、必ず高野山の奥の院にお礼参りをしろ〉
という意味のことが書いてありました。高野山詣での宣伝です。
F爺の覚えがますます悪くなりました。高野山詣でと四国遍路は別のことです。お遍路さんのどなたにも「高野山に二度お参りをする義務」なんかありません。
知ったかぶり!!!
それにもめげず、ずうっと下へ下へとスクロールして行って、60番・横峰寺の項に貼ってある写真の説明書きを見て、驚き呆れました。引用します。漢字の間違いは、原文通りです。打消し線は、F爺が勝手に施しました。
【<横峯寺は霊峰石鎚山にあります。 石鎚山頂上です>】
F爺の記憶と知識では、横峰寺のある所は、石鎚山ではありません。
「ぢぢい」さんに報告
それ以上は、読む気が失せました。
このことを「ぢぢい」さんに報告しました。こんなご返信を戴きました。冒頭の色分けした部分は、F爺の投稿したコメントの引用です。
*****
> この著者が運営していると思しいサイトhttps://www.gokutsuma.com/henro2/index.htmに、
> 「横峯寺は霊峰石鎚山にあります。石鎚山頂上です」と
> あります。
> これって、とんでもない間違いですよね。石鎚山頂上にあるのは、石鎚神社ではなかったのでしょうか。
確認しました。全くおっしゃる通りです。※
おまけに横「峯」寺と書かれています。お名前を間違えるのも失礼ですね。
彼女は小説家ですがノンフィクション作家でもあります。
ノンフィクション作家は事実やインタビューに基づいて「創作を交えずに」書く仕事です。
これではその資質を疑われてしまいます。
しかもこれを指摘するスタッフや編集者が居ないのも不幸です。
※読者さんへの補足
四国八十八ケ所霊場第60番横峰寺は858mの山の9合目あたりにあります。
(山の名前を調べていますが判りません。)
石鎚山(系)は一旦谷に下った先にあります。
石鎚山頂上にあるのは石鎚神社頂上社です。
あまりに険しく厳しい立地なので中腹に石鎚神社成就社と石鎚神社遥拝殿があります。
標高50mの高台に石鎚神社本社があります。
*****
結論が出ました。 家田荘子が運営していると思しいサイトは、誤情報サイトです。
一瞬、こう思いました。
《おや、「区切り打ち」の代案として「繋ぎ打ち」という新造語を提唱したつもりでいたけど、F爺よりも先にそれを考え付いて使っている人がいたのかな》
記事を読んでみたら、それは、早とちりでした。
【家田荘子氏は、「つなぎ歩き遍路」という表現を考え付いた。数年後に著(あら)わした本の題名が「つなぎ遍路」となっている】
のでした。「繋ぎ打ち」とは発想が違います。
記事を読み進んでみると、疑問がたくさん湧いて来ました。「ぢぢい」さんの引用によると、氏は、こう書いているのです。
孫引き引用
色分けは、F爺が勝手に施しました。
*****
「歩き遍路を一度はしてみたいけど、リタイアしてからでないと休みが……」と、耳にした。ならば、働いている人が、できる歩き遍路を考えてみようと思った。そこで思いついたのが、2泊3日つなぎ歩き遍路だった。連休を取って、四国一周約1400キロをつなげて歩くーー歩けた最終地点から、交通機関を使って戻り、次は、また交通機関を使って、前回歩いた地点まで戻り、そこから歩きつないで行く。時間と、交通費はかかるが、これなら1400キロをあるききることができる。これで、四国遍路は、働いている人たちにとって、もっともっと身近なものになれるのではないかと思った。こうして私の2泊3日つなぎ歩き遍路は始まった。
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疑問の数々
[1] この本の初版は2009年なのだそうです。F爺は、それ以前に四国遍路のことを調べ始めていましたが、【数泊ずつの部分歩き遍路を数回または数十回も繰り返して結願に至る】ことを指す「区切り打ち」という概念は、その頃既に聞き知っていました。家田荘子氏は、まるで自分が発案したやり方であるかのような書き方をしています。
[2]「四国一周約1400キロ」という数字は、詐称遍路「黛まどか」が著書に書いているものと同じですが、それは、交通機関を利用しまくった場合の走行距離です。全行程を歩きに徹した場合は、択ぶコースによって1100km足らずから1200kmぐらいなのです。歩き遍路の踏破距離としては、間違いです。
[3]「作家」という肩書のある人らしいのですが、テニヲハの間違いを犯し、読点の使い方もいい加減です。
ウェブ検索
「家田荘子」という文字列でウェブ検索してみました。当人が運営していると思しいサイトが見つかりました。
「コラボ歩き遍路」という・・・F爺の日本語感覚ではふざけた・・・文字列が気に入りませんでしたが、訪問しました。
高野山の宣伝
そこにも「四国一周約1400キロ」と同じ嘘が書いてあります。自分の足で律儀に・・・一歩も誤魔化さずに・・・歩き繋いだ人の書くこととは思えません。
また、
〈お遍路を始める前に高野山に挨拶しろ〉
〈結願した後、必ず高野山の奥の院にお礼参りをしろ〉
という意味のことが書いてありました。高野山詣での宣伝です。
F爺の覚えがますます悪くなりました。高野山詣でと四国遍路は別のことです。お遍路さんのどなたにも「高野山に二度お参りをする義務」なんかありません。
知ったかぶり!!!
それにもめげず、ずうっと下へ下へとスクロールして行って、60番・横峰寺の項に貼ってある写真の説明書きを見て、驚き呆れました。引用します。漢字の間違いは、原文通りです。打消し線は、F爺が勝手に施しました。
【
F爺の記憶と知識では、横峰寺のある所は、石鎚山ではありません。
「ぢぢい」さんに報告
それ以上は、読む気が失せました。
このことを「ぢぢい」さんに報告しました。こんなご返信を戴きました。冒頭の色分けした部分は、F爺の投稿したコメントの引用です。
*****
> この著者が運営していると思しいサイトhttps://www.gokutsuma.com/henro2/index.htmに、
> 「横峯寺は霊峰石鎚山にあります。
> あります。
> これって、とんでもない間違いですよね。石鎚山頂上にあるのは、石鎚神社ではなかったのでしょうか。
確認しました。全くおっしゃる通りです。※
おまけに横「峯」寺と書かれています。お名前を間違えるのも失礼ですね。
彼女は小説家ですがノンフィクション作家でもあります。
ノンフィクション作家は事実やインタビューに基づいて「創作を交えずに」書く仕事です。
これではその資質を疑われてしまいます。
しかもこれを指摘するスタッフや編集者が居ないのも不幸です。
※読者さんへの補足
四国八十八ケ所霊場第60番横峰寺は858mの山の9合目あたりにあります。
(山の名前を調べていますが判りません。)
石鎚山(系)は一旦谷に下った先にあります。
石鎚山頂上にあるのは石鎚神社頂上社です。
あまりに険しく厳しい立地なので中腹に石鎚神社成就社と石鎚神社遥拝殿があります。
標高50mの高台に石鎚神社本社があります。
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結論が出ました。 家田荘子が運営していると思しいサイトは、誤情報サイトです。