家田荘子は「知ったかぶり遍路」(1)
- 2023/03/18
- 19:59
「MJBぢぢい」さんが今回の「繋ぎ打ち遍路」からお帰りになりました。
家田荘子(いえだ・しょうこ)の著書とサイトの記載の不審な点について質問をしていたのですが、このほど、「ぢぢい」さんのブログに投稿したF爺のコメントにご返信がありました。
長い文章であるため、一部分ずつ三箇所を引用します。
引用とF爺の注釈
一箇所目
ご返信の最初の部分は、
【〈四国遍路が始まって以来、「数回に分けて歩き繋ぎながら八十八箇所巡りをする」ことを思い付いた最初の人物は、私だ〉
と、つまり
〈「区切り打ち遍路」を発案したのも最初に実行したのも家田荘子だ〉
という意味だとしか読み取れないことを家田荘子が書いているが、その主張に信憑性は無い】
というF爺の判断に対するものです。
「ぢぢい」さんは、明確に、こう答えていらっしゃいます。
*****
ご指摘の通りだと考えます。
2泊3日というような短期間の歩きを繰り返して結願を目指す「週末遍路」と呼ぶような形態は、本州との行き来が便利になった2000年以降の考え方だと思います。しかし区切り打ち自体は以前からある概念だと思います。
*****
〈家田荘子の思い付いたのは「連休を取って2,3泊ずつするやり方」。「区切り打ち遍路そのもの」を発案したとは書いていない〉
と反論する方がいらっしゃるかもしれませんが、それは、成り立ちません。
「区切り打ち遍路」は、何回に「区切っても」構わないし、一回ごとの宿泊数にも何の制限もありません。家田荘子が実行したという「連休利用週末遍路」は、「以前からある区切り打ち遍路」に間違い無いのです。何も目新しいことをしたわけではありません。
二箇所目
引用する二番目の箇所は、
【へんろみち保存協力会編の「黄色い表紙の地図」によると渡し舟以外の交通機関を使わずに歩きに徹した場合の最短ルートは「1100km足らず」であるのに、家田荘子が(なぜか詐称遍路「黛まどか」と同様に)全行程を交通機関に頼った場合の長さ「1400km」という数字を書いている】
ことを不審に思うF爺に対するお答えです。
「ぢぢい」さんのご返信は、この場合は、「明確+(以下自主規制)」です(笑)。
*****
はい、その点もご指摘の通りだと思います。
【以下推測を含む】
たぶんあまたある(車巡拝者の手になる)書籍の受け売り・引き写しなのでしょう。
ノンフィクション作家としては・・・(以下自主規制)・・・
ましてや自分で歩いているのに・・・(以下自主規制)・・・
*****
F爺が推測を試みると、「自主規制」部分の内容は、こうなります。
〈虚報を発しているのだから、ノンフィクション作家としては、完全に失格〉
〈距離記載が間違っているのでは、本当に自分の足で歩いたのかと疑ってしまう〉
三箇所目
三箇所目を長く引用します。色分けは、F爺が勝手に施しました。
*****
>[3]「つなぎ遍路」は、舌足らずな言い方です。まるで「つながない遍路」の対語のようです。
「著書を読了してから」と申し上げていたのはこの点が気になっていたからです。
まずは判ったことを羅列します。
・「つなぎ遍路」は前書き・本文中には全く出てこない。(タイトルにのみに使われている。)
・「つなぎ歩き遍路」という言葉は前書きには使われているが、本文中には1回しか出てこない。
【以下憶測を含みます】
つまり
・まず高野山大学在学中に2泊3日の区切り打ち遍路を行ってその道中記を書いた。
・これを纏めて書籍にする際に別途前書きを書いたが、その時「区切り打ち」では目新しさがないと考え「つなぎ歩き遍路」という言葉を創作し使った。
・本文中に出てくる「つなぎ歩き遍路」は加筆訂正の際に追加されたのではないか。
・出版社の担当者がタイトルを作る際に(「つなぎ歩き遍路」では長いから)「つなぎ遍路」と省略してしまった。意味が曖昧になっているのはそのせいでは。
と推測してみました。
[3]に対する私見・まとめ
・「つなぎ遍路」は編集者の創作
・「つなぎ歩き遍路」も(「コラボ歩き遍路」と同じく)思い付きで作ったキャッチフレーズ・造語。家田荘子氏自身もあまり思い入れはない。
*****
F爺も、この間に、推測を試みていました。
#「つなぎ遍路」でウェブ検索しても、 家田荘子の著書の題名しかヒットしない。他には誰も採用している気配が無い。
#「つなぎ歩き遍路」での検索では、何もヒットしない。 家田荘子自身さえ使わない言葉であるようだ。
#「コラボ歩き遍路」という文字列は、ふざけている。不謹慎。「コラボ(レーション)」という言葉の意味さえも解っていない日本語不全症患者の捏造文字列。ウェブ検索してみる気にもならない。
・・・といったことから「ある種の暫定結論」を出していたのですが、「ぢぢい」さんの「憶測」とぴったり一致していたのには、笑ってしまいました。
今日は、時間繰りに問題があるので、ここまでにします。別の記事を立ててF爺の「家田荘子評価」を纏めることにします。ただ、「号外」や「速報」記事の多い時期です。かねてからの掲載予定記事も立て込んでいます。掲載まで数日お待ちください。
家田荘子(いえだ・しょうこ)の著書とサイトの記載の不審な点について質問をしていたのですが、このほど、「ぢぢい」さんのブログに投稿したF爺のコメントにご返信がありました。
長い文章であるため、一部分ずつ三箇所を引用します。
引用とF爺の注釈
一箇所目
ご返信の最初の部分は、
【〈
と、つまり
〈「区切り打ち遍路」
という意味だとしか読み取れないことを家田荘子が書いているが、その主張に信憑性は無い】
というF爺の判断に対するものです。
「ぢぢい」さんは、明確に、こう答えていらっしゃいます。
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ご指摘の通りだと考えます。
2泊3日というような短期間の歩きを繰り返して結願を目指す「週末遍路」と呼ぶような形態は、本州との行き来が便利になった2000年以降の考え方だと思います。しかし区切り打ち自体は以前からある概念だと思います。
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〈
と反論する方がいらっしゃるかもしれませんが、それは、成り立ちません。
「区切り打ち遍路」は、何回に「区切っても」構わないし、一回ごとの宿泊数にも何の制限もありません。家田荘子が実行したという「連休利用週末遍路」は、「以前からある区切り打ち遍路」に間違い無いのです。何も目新しいことをしたわけではありません。
二箇所目
引用する二番目の箇所は、
【へんろみち保存協力会編の「黄色い表紙の地図」によると渡し舟以外の交通機関を使わずに歩きに徹した場合の最短ルートは「1100km足らず」であるのに、家田荘子が(なぜか詐称遍路「黛まどか」と同様に)全行程を交通機関に頼った場合の長さ「
ことを不審に思うF爺に対するお答えです。
「ぢぢい」さんのご返信は、この場合は、「明確+(以下自主規制)」です(笑)。
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はい、その点もご指摘の通りだと思います。
【以下推測を含む】
たぶんあまたある(車巡拝者の手になる)書籍の受け売り・引き写しなのでしょう。
ノンフィクション作家としては・・・(以下自主規制)・・・
ましてや自分で歩いているのに・・・(以下自主規制)・・・
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F爺が推測を試みると、「自主規制」部分の内容は、こうなります。
〈虚報を発しているのだから、ノンフィクション作家としては、完全に失格〉
〈距離記載が間違っているのでは、本当に自分の足で歩いたのかと疑ってしまう〉
三箇所目
三箇所目を長く引用します。色分けは、F爺が勝手に施しました。
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>[3]「つなぎ遍路」は、舌足らずな言い方です。まるで「つながない遍路」の対語のようです。
「著書を読了してから」と申し上げていたのはこの点が気になっていたからです。
まずは判ったことを羅列します。
・「つなぎ遍路」は前書き・本文中には全く出てこない。(タイトルにのみに使われている。)
・「つなぎ歩き遍路」という言葉は前書きには使われているが、本文中には1回しか出てこない。
【以下憶測を含みます】
つまり
・まず高野山大学在学中に2泊3日の区切り打ち遍路を行ってその道中記を書いた。
・これを纏めて書籍にする際に別途前書きを書いたが、その時「区切り打ち」では目新しさがないと考え「つなぎ歩き遍路」という言葉を創作し使った。
・本文中に出てくる「つなぎ歩き遍路」は加筆訂正の際に追加されたのではないか。
・出版社の担当者がタイトルを作る際に(「つなぎ歩き遍路」では長いから)「つなぎ遍路」と省略してしまった。意味が曖昧になっているのはそのせいでは。
と推測してみました。
[3]に対する私見・まとめ
・「つなぎ遍路」は編集者の創作
・「つなぎ歩き遍路」も(「コラボ歩き遍路」と同じく)思い付きで作ったキャッチフレーズ・造語。家田荘子氏自身もあまり思い入れはない。
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F爺も、この間に、推測を試みていました。
#「
#「
#「
・・・といったことから「ある種の暫定結論」を出していたのですが、「ぢぢい」さんの「憶測」とぴったり一致していたのには、笑ってしまいました。
今日は、時間繰りに問題があるので、ここまでにします。別の記事を立ててF爺の「家田荘子評価」を纏めることにします。ただ、「号外」や「速報」記事の多い時期です。かねてからの掲載予定記事も立て込んでいます。掲載まで数日お待ちください。