詐称遍路の嘘と誤用(43)「恩返し」と「恩送り」
- 2023/05/31
- 02:53
前置き
当ブログの記事〈「黛まどか」: あり得ない夕食お接待〉に星三郎さんからコメントが届いて、「恩送り」という言葉を話題にしていらっしゃいました。
その記事で引用した「黛まどか」のツイートの中に「恩返し」と「恩送り」に関して歴然たる嘘が書いてありました。
そのことを以前の記事で明確に指摘するのを忘れていたことに気が付いたので、今日のこの記事にします。
本文
件(くだん)のツイートを再引用します。
ツイートの再引用
原文の色付きの記号は、幼稚で悪趣味で見るに堪えないので伏字にし、「◆」の印で置き換えました。
茶色の太字にして打消し線を引いた部分は、多数ある歴然たる虚報・捏造・嘘のうち、これまで指摘するのを忘れていた箇所です。
*****
madoka.mayuzumi遍路通信62-お接待⑧
香川県の71番弥谷寺へ向かう途中、夕暮れの遍路道で地図を見ていると、車が急停止し、運転席から男性が声をかけてくれました。「お遍路さ~ん、道を探していますか?」「いえ、食事ができるお店を探しています」と言うと、「この辺にはないので、車でお連れしますよ」とご自分の名刺を差し出されました。お言葉に甘えて車に乗せていただくと、後部座席にペットボトルがいっぱい。「お遍路さんを見かけたら差し上げようと、いつも積んであるんですよ」。結局、その方の行きつけの焼鳥屋さんでご馳走になってしまいました。軟骨が刻み込んであるつくねの美味しかったこと◆一口ごとに「美味し~~い◆」と言う私に、「ホントに幸せそうな顔しますね~◆」 とご自分はほとんど箸をつけず私にすすめて下さいます。そして食事の後、ピックアップしてくれた地点までまた車で送ってくれました。「こんなにしていただいて、どうやってご恩返ししたらよいのか…」と恐縮する私に、「両親や祖父母がお接待する姿を見て育ちました。四国ではね、″恩返し″はしなくていいんですよ。恩は他の方に送ってください。″恩送り″です」。″恩送り″、良い言葉ですね◆
遍路が終わっても、生涯心に刻みます。本当にありがとうございました◆
*****
二重の誤り
打消し線を施した部分の誤りは、二つあります。
[1] 四国でも、出来る時に「恩返しをする」のは、当然のことです。「四国では恩返しはしなくていい」は、間違いです。
[2] 四国以外の土地にも、「恩送り」をする人は、多数います。
【「恩返し」は要らない。「恩送り」をしてもらいたい】
と考え、表明し、機会があれば自分も実行する人も、多数います。
[1] + [2]「恩返し」と「恩送り」に関して、四国は特別な土地ではありません。詐称遍路「黛まどか」は、恰(あたか)も四国が何事につけても特別な土地であるかのような記載をしています。読者を欺(あざむ)く行為です。
ツイートの記載全体が捏造
引用したツイートの記載全体が創作・捏造・妄想の産物であることについては、〈「黛まどか」: あり得ない夕食お接待〉と題した記事で詳述しています。未読の方は、是非、目をお通しください。
東京新聞に連載した記事の記載とも、単行本『奇跡の四国遍路』の記載とも、随所に食い違いと矛盾があるのです。
当ブログの記事〈「黛まどか」: あり得ない夕食お接待〉に星三郎さんからコメントが届いて、「恩送り」という言葉を話題にしていらっしゃいました。
その記事で引用した「黛まどか」のツイートの中に「恩返し」と「恩送り」に関して歴然たる嘘が書いてありました。
そのことを以前の記事で明確に指摘するのを忘れていたことに気が付いたので、今日のこの記事にします。
本文
件(くだん)のツイートを再引用します。
ツイートの再引用
原文の色付きの記号は、幼稚で悪趣味で見るに堪えないので伏字にし、「◆」の印で置き換えました。
茶色の太字にして打消し線を引いた部分は、多数ある歴然たる虚報・捏造・嘘のうち、これまで指摘するのを忘れていた箇所です。
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madoka.mayuzumi遍路通信62-お接待⑧
香川県の71番弥谷寺へ向かう途中、夕暮れの遍路道で地図を見ていると、車が急停止し、運転席から男性が声をかけてくれました。「お遍路さ~ん、道を探していますか?」「いえ、食事ができるお店を探しています」と言うと、「この辺にはないので、車でお連れしますよ」とご自分の名刺を差し出されました。お言葉に甘えて車に乗せていただくと、後部座席にペットボトルがいっぱい。「お遍路さんを見かけたら差し上げようと、いつも積んであるんですよ」。結局、その方の行きつけの焼鳥屋さんでご馳走になってしまいました。軟骨が刻み込んであるつくねの美味しかったこと◆一口ごとに「美味し~~い◆」と言う私に、「ホントに幸せそうな顔しますね~◆」 とご自分はほとんど箸をつけず私にすすめて下さいます。そして食事の後、ピックアップしてくれた地点までまた車で送ってくれました。「こんなにしていただいて、どうやってご恩返ししたらよいのか…」と恐縮する私に、「両親や祖父母がお接待する姿を見て育ちました。
遍路が終わっても、生涯心に刻みます。本当にありがとうございました◆
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二重の誤り
打消し線を施した部分の誤りは、二つあります。
[1] 四国でも、出来る時に「恩返しをする」のは、当然のことです。「
[2] 四国以外の土地にも、「恩送り」をする人は、多数います。
【「恩返し」は要らない。「恩送り」をしてもらいたい】
と考え、表明し、機会があれば自分も実行する人も、多数います。
[1] + [2]「恩返し」と「恩送り」に関して、四国は特別な土地ではありません。詐称遍路「黛まどか」は、恰(あたか)も四国が何事につけても特別な土地であるかのような記載をしています。読者を欺(あざむ)く行為です。
ツイートの記載全体が捏造
引用したツイートの記載全体が創作・捏造・妄想の産物であることについては、〈「黛まどか」: あり得ない夕食お接待〉と題した記事で詳述しています。未読の方は、是非、目をお通しください。
東京新聞に連載した記事の記載とも、単行本『奇跡の四国遍路』の記載とも、随所に食い違いと矛盾があるのです。