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無題
舞台練習でひやっとする出来事の起こった今回のコンサートも大成功だったようで何よりです。
「遅過ぎないうち」という言葉は、欧州のコロナ禍を経験した人が発すると一層重く響きます。これまで「まだ次がある」と先延ばしにしてきたことを思い切って実行する人が増えているのだろうと想像します。
『笑顔を酒盃に』の和声はそれ自体が悲しみを直截に連想させるものではないように感じますが、成立の背景を知った状態で聴くと、「心の内を悟られまい」とする強さと、それでも抑えきれない複雑な感情の波のようなものが感じられて、心揺さぶられます。M爺さんの妹婿の発言は、曲の背景を知った上でのものなのだろうなと思います。
「遅過ぎないうち」という言葉は、欧州のコロナ禍を経験した人が発すると一層重く響きます。これまで「まだ次がある」と先延ばしにしてきたことを思い切って実行する人が増えているのだろうと想像します。
『笑顔を酒盃に』の和声はそれ自体が悲しみを直截に連想させるものではないように感じますが、成立の背景を知った状態で聴くと、「心の内を悟られまい」とする強さと、それでも抑えきれない複雑な感情の波のようなものが感じられて、心揺さぶられます。M爺さんの妹婿の発言は、曲の背景を知った上でのものなのだろうなと思います。
Re: 無題
星三郎さん
>「遅過ぎないうち」という言葉は、欧州のコロナ禍を経験した人が発すると一層重く響きます。これまで「まだ次がある」と先延ばしにしてきたことを思い切って実行する人が増えているのだろうと想像します。
ご推察の通りです。
「コロナ禍が終わるまで生き延びられなかった人の中に自分も入っていたかもしれない」
「いつまた次の災厄が降りかかるか誰にも分からない」
という思いは、高齢者ほど深く強いようです。
>『笑顔を酒盃に』の和声はそれ自体が悲しみを直截に連想させるものではないように感じますが、成立の背景を知った状態で聴くと、「心の内を悟られまい」とする強さと、それでも抑えきれない複雑な感情の波のようなものが感じられて、心揺さぶられます。M爺さんの妹婿の発言は、曲の背景を知った上でのものなのだろうなと思います。
これもご推察の通りだと思います。記事には書きませんでしたが、
「同じ村に住む同級生が次々に白血病で斃れるのを見て、最後の数人の子供は、自分たちも長いことは無いのだと悟っていた」
と言った時、F爺の声が詰まったのを聞いていたこともM爺の妹婿の涙に繋がったのでしょう。
>「遅過ぎないうち」という言葉は、欧州のコロナ禍を経験した人が発すると一層重く響きます。これまで「まだ次がある」と先延ばしにしてきたことを思い切って実行する人が増えているのだろうと想像します。
ご推察の通りです。
「コロナ禍が終わるまで生き延びられなかった人の中に自分も入っていたかもしれない」
「いつまた次の災厄が降りかかるか誰にも分からない」
という思いは、高齢者ほど深く強いようです。
>『笑顔を酒盃に』の和声はそれ自体が悲しみを直截に連想させるものではないように感じますが、成立の背景を知った状態で聴くと、「心の内を悟られまい」とする強さと、それでも抑えきれない複雑な感情の波のようなものが感じられて、心揺さぶられます。M爺さんの妹婿の発言は、曲の背景を知った上でのものなのだろうなと思います。
これもご推察の通りだと思います。記事には書きませんでしたが、
「同じ村に住む同級生が次々に白血病で斃れるのを見て、最後の数人の子供は、自分たちも長いことは無いのだと悟っていた」
と言った時、F爺の声が詰まったのを聞いていたこともM爺の妹婿の涙に繋がったのでしょう。
No title
当日語った楽曲の成立背景に関する補足情報、ありがとうございます。
世の中の様々な不条理の中でも、子供に関することは特に胸が痛みます・・・。
世の中の様々な不条理の中でも、子供に関することは特に胸が痛みます・・・。
Re: No title
星三郎さん
ラズ人の村々では、何百年来、自分の畑で玉蜀黍(とうもろこし)や野菜を栽培し、果樹を植えて果物を収穫し、附近の山から刈り取って来た草を家畜に与えてヨーグルト、バター、チーズの原料にし、黒海で取れた鰯(いわし)の不可食部分などを鶏の餌にして卵を産ませ・・・塩以外の食料は殆ど自給自足して来たのです。
代々そうして健康な食生活を続けて来たのが、仇(あだ)になりました。知る術(すべ)の無いうちに放射能汚染のホット・スポットになってしまい、濃厚に凝縮した放射性物質が母乳を通じて赤子の体内に入り、蝕(むしば)んだのです。
チェルノブイリ原発事故のせいだと気付いた後も、
「自分の畑の作物と山の木々の下草と魚以外に食べ物の原料になるものは無い」
「どこにも逃げ場は無い」
境遇でした。
ラズ人の村々では、何百年来、自分の畑で玉蜀黍(とうもろこし)や野菜を栽培し、果樹を植えて果物を収穫し、附近の山から刈り取って来た草を家畜に与えてヨーグルト、バター、チーズの原料にし、黒海で取れた鰯(いわし)の不可食部分などを鶏の餌にして卵を産ませ・・・塩以外の食料は殆ど自給自足して来たのです。
代々そうして健康な食生活を続けて来たのが、仇(あだ)になりました。知る術(すべ)の無いうちに放射能汚染のホット・スポットになってしまい、濃厚に凝縮した放射性物質が母乳を通じて赤子の体内に入り、蝕(むしば)んだのです。
チェルノブイリ原発事故のせいだと気付いた後も、
「自分の畑の作物と山の木々の下草と魚以外に食べ物の原料になるものは無い」
「どこにも逃げ場は無い」
境遇でした。
No title
自給自足の健康的で伝統的な生活様式が却って悲劇的な結果を招いてしまったのですね。あまりの不条理さに、言葉を失います。
Re: No title
星三郎さん
>自給自足の健康的で伝統的な生活様式が却って悲劇的な結果を招いてしまった
そうなのです。気付いても、手の施しようはありませんでした。「時が経ったら放射能も激減したらしい」と認識して幾分かは安心し、伝統の生活を続けています。
>あまりの不条理さに、言葉を失います。
あちこちの核保有国の独裁政権が羽目を外すと、世界中に同じ不条理な悲劇が起こります。それを防ぐ有効な手立ては・・・ちょっと思い付きません。
>自給自足の健康的で伝統的な生活様式が却って悲劇的な結果を招いてしまった
そうなのです。気付いても、手の施しようはありませんでした。「時が経ったら放射能も激減したらしい」と認識して幾分かは安心し、伝統の生活を続けています。
>あまりの不条理さに、言葉を失います。
あちこちの核保有国の独裁政権が羽目を外すと、世界中に同じ不条理な悲劇が起こります。それを防ぐ有効な手立ては・・・ちょっと思い付きません。
無題
たった一人の狂った独裁者が全世界を巻き添えにして「心中」を図りかねない恐ろしい世の中だからこそ、今この瞬間に人と会い、言葉が交わせることの喜びを噛み締めていこうと思います。
そして今年の夏こそ、小島さんと笑顔で酒盃が酌み交わせることを祈っています。
そして今年の夏こそ、小島さんと笑顔で酒盃が酌み交わせることを祈っています。
Re: 無題
星三郎さん
>たった一人の狂った独裁者が全世界を巻き添えにして「[無理]心中」を図りかねない恐ろしい世の中だからこそ、今この瞬間に人と会い、言葉が交わせることの喜びを噛み締めていこうと思います。
後のことを考えない「刹那主義」とは異なる意味で、生きている瞬間の全てを有意義に過ごそうと、F爺も常々考えています。
>そして今年の夏こそ、小島さんと笑顔で酒盃が酌み交わせることを祈っています。
四年ぶりに酒盃を酌み交わしましょうね。ご都合の好い時期のお知らせをお待ちしております。
>たった一人の狂った独裁者が全世界を巻き添えにして「[無理]心中」を図りかねない恐ろしい世の中だからこそ、今この瞬間に人と会い、言葉が交わせることの喜びを噛み締めていこうと思います。
後のことを考えない「刹那主義」とは異なる意味で、生きている瞬間の全てを有意義に過ごそうと、F爺も常々考えています。
>そして今年の夏こそ、小島さんと笑顔で酒盃が酌み交わせることを祈っています。
四年ぶりに酒盃を酌み交わしましょうね。ご都合の好い時期のお知らせをお待ちしております。